神奈川県立歴史博物館 古地図アイコン地域図(近世) 目次  
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トップ画像で見る歴史と文化地域図(近世)南瞻部洲萬国掌菓之図
 
南瞻部洲萬国掌菓之図
南瞻部洲萬国掌菓之図
なんせんぶしゅうばんこくしょうかのず
制作年代
宝永7年(1710)
サイズ/形態
115.5×142.5cm/木版
作者
浪華子
解説

南瞻部洲は仏教的宇宙観での我々の住む世界。日本・唐・天竺の三国で構成され、中国の地名は詳細で、「雪山」(ヒマラヤ)や「大流砂」(ゴビ砂漠)等も記す。図左上に欧州が群島状に、右下に南米が小さな島状に描かれ、新しい地理知識も付加されている。仏教的世界図としては初めての板行で、好評を得て版を重ね、類版も出るなど、幕末まで人気を保った。

 
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