神奈川県立歴史博物館 真葛焼アイコン真葛焼館蔵コレクション 目次  
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トップ画像で見る歴史と文化真葛焼館蔵コレクション(1/6)
 
     
  山水之図花瓶  
     
山水之図花瓶
さんすいのずかびん
サイズ
高49.5 径31.0 口径18.5 底径16.7
 
員数
1口
 
時代
明治後期
 
解説
器面に深山幽谷の風景が見事に表現されている。幾重にも聳える山々、深い雲海、その隙に姿をあらわす松の木立などは伝統的な染付(酸化コバルトを用いた藍色の絵付け)により描く。半月の浮かぶ空は西洋の顔料を用いて、うす赤い色合いを出している点が新たな工夫といえよう。釉薬のぼかしにより、遠近感や空気感まで表現する手腕はみごとである。伝統的な山水図から脱し、近代日本画の画風を取り入れている。
印箱書
 
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