神奈川県立歴史博物館 神奈川県立歴史博物館
トップ画像で見る歴史と文化神奈川の職人の道具>傘職人
傘職人の道具
傘職人の道具  和傘がわれわれの暮らしから消えて久しくなりました。本資料は明治44(1911)年生まれの職人が昭和31(1956)年頃まで使用した道具で、昭和51(1976)年寄贈を受けましたが、おそらく県内最後の傘職人の道具であると思われます。道具類を大別すると、骨や柄になる竹を切る・割る・削る道具類、及びそれらを組み合わせたものにハケやヘラなど紙を貼る道具類です。紙を貼る際に用いるハリウマという道具は江戸時代の作とされる「広島城下絵屏風」(広島市指定重要有形文化財)に描かれており、歴史的にも貴重な資料といえます。