神奈川県立歴史博物館 臨時アイコン歴代頭取 目次  
ライン
 
トップ画像で見る歴史と文化横浜正金銀行のあゆみ年表
 
梶原仲治
第11代  梶原仲治
ダイジュウイチダイ カジワラナカジ
在任期間
1919(大正8)年3月〜1922(大正11)年3月
生い立ち
1971(明治 4)年
1897(明治30)年東京帝国大学法科大学卒業
同年日本銀行入行
1918(大正 7)年3月日本銀行辞職
同年横浜正金銀行取締役就任、副頭取就任
1919(大正 8)年3月横浜正金銀行頭取(〜1922年)
1922(大正11)年10月日本勧業銀行総裁就任
 以後東京株式取引所理事長、日本産業協会理事、日本陶磁器工業組合連合会理事長、工業組合中央会理事長を歴任
解説

1819(大正8)年3月、元頭取の三島弥太郎日本銀行総裁が急逝し、井上横浜正金銀行頭取が後任総裁に就任したことから、副頭取の梶原仲治が第11代頭取に就任した。梶原頭取の時代は、前頭取時代からの業務拡大に対応するため資本金を1億円に増加し、各地の出張所や分店を一部を除き支店に昇格させた。また1919(大正8)年に第二次営業年限満了を迎えることから、引き続き営業を50年間延長することを決定し、株主及び役員・関係者に記念品を贈呈した。なお初代頭取中村道太へも慰労金が贈呈された。1920年4月株式暴落により金融不安が増大し、神奈川県内の諸銀行で発生した取付にともない、正金銀行は各行へ資金融資をおこなうなど神奈川県内の金融機関救済にも取り組んでいる。この時期、頭取席や幹部の事務場所が東京支店へと移され、本店機能は事実上横浜から東京へと移った。

 
ライン
 
戻る