本図は、右上の色紙型の駒絵に 「麻布の里行来り菊畑銘云世界の図」とあり、その菊の枝の太さが1寸(3.3cm)、左右3間 (545.4cm余)あり、その花の数は三千と記されている。図は,菊見物に来て縁台にあぐらをかいて短冊に一句詠む若い侍と、そこに茶店の小僧が茶を運んで来たところが描かれている。