富士に巻き付くように涌き上がる雲と焚火の煙、巨大な材木が据えてある一対の支柱、上下に分かれて大鋸で木を挽く二人の樵の姿、右端の土はの重なりや、地面に敷いてある2枚の筵など、山村の日常をさりげなく描く。緻密な計算のもとに造り上げられた作品である。