現在まで10種が確認されている歌麿後期の傑作の美人画の一枚。女性の上半身が描かれ、その女性に関する文が添えられている。本図では年増の女房か、豊満ではあるが少し肌のたるんだ女性が、画中には見えない人物に向かって艶然と微笑んでいる。文の最後にある「つつしむべきハ比類の婦人也」という感じがよく出ている。