富士山をほぼ火口の真上から描いた一枚の絵である。よくみると火口はもう一枚の紙が折り畳まれていて、引っ張ると立体的に立ち上がる装置になっている。また画面左の山麓辺りにはもう一枚紙が張ってある。それをめくると洞窟が表れ胎内巡りをする人々が描かれる。またそこには「當山真景全図謹拝写 玉蘭斎貞秀」とある。