神奈川県立歴史博物館 浮世絵アイコン後期浮世絵 目次  
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東都名所 両国之宵月
東都名所 両国之宵月
トウトメイショ リョウゴクノヨイヅキ
制作年代
天保2年(1831)頃
サイズ
25.2cm×37.6cm(大判横1枚)
作者名/落款
歌川広重(初代)/一幽斎広重画
解説

広重が最初に出した風景画シリーズがこの「東都名所」で、俗に一幽斎描きと言う。本図は、天と川の藍のぼかし、大きな橋桁を通して薄墨と紅の筋雲の向こうに月が上り、黄昏時の物寂しさが伝わる。広重(1797〜1858)は、「東都名所」で注目され、続いて「東海道五拾三次」55枚揃が人気となり風景版画家の地位を築いた。

 
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