神奈川県立歴史博物館 浮世絵アイコン後期浮世絵 目次  
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和漢百物語 華陽夫人
和漢百物語 華陽夫人
ワカンヒャクモノガタリ カヨウフジン
制作年代
慶応元年(1865)
サイズ
35.7cm×25.2cm(大判縦1枚)
作者名/落款
月岡芳年/一魁斎芳年画
解説

和漢の化物妖怪説話を集めた百物語に基づく揃物。これは邪悪の根元である九尾の狐が4度変身して世界を魔界に4度陥れるというもの。華陽夫人は2度目の変身の話で、天竺の班足王は、后となった狐の艶香に溺れて亡国の運命となった説話。夫人が左手に生首を掲げ、矛の柄に吊り下げた二つの生首を品定めするように見ている。

 
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