「東京名所図」と呼ばれる作品の一つである。墨田川に架かる新大橋の雨の情景を描いている。橋桁の展開に変化があり、川巾の広さを感じさせる。雲は切れ間を見せ、雨は小降りになり、蛇の目傘をさして川岸を歩く女の影が水溜りに写っている。清親(1847~1915)は光の効果を重視した「光線画」を創出した。