吉原の大門に降りしきる夜の雪を描いた光景。空は真っ黒で雪の白の表現は紙の地そのままである。描法は、西洋画の線遠近法を取り入れて描いている。浮世絵の中の遠近法は、中国の蘇州版画から入ってきたといわれる。政美(1764〜1824)は、北尾派の三代目で、美人画、浮絵に特徴がある。後年は鍬形恵斎の名で肉筆画を制作。