六部姿に身をやつした為朝、茶に縄目の衣裳を着て、荒事の勇猛さを表現する紅隈をつけている。 浅黄に桜散らしの衣裳をつけた初糸は、当代の人気役者四代岩井半四郎が演じている。下ぶくれの容貌が、お多福半四郎の名で親しまれ、三代瀬川菊之丞と並んで女形の横綱といわれた。