三升紋の黒の羽織、波に千鳥の着物の二代目市川団重郎が扮する、かまだの又八が筆を口に加えて、衝立に「京まちの猫かよひけりあげや町」と書いている。この句は其角の作で、吉原の遊女、三代薄雲が猫を可愛がり、揚屋に行くときも猫を連れて行ったということから詠んだもの。清倍(1706〜1763)も、また役者絵を多く描く。