中国の故事「王昭君」によっている。琵琶を奏でながら馬に乗る王昭君が、匈奴に守られて、かの地に行く様を描いた構図が一般的である。本図もそれによるが、乗馬の女性は遊女で、上部には吉原大門口が描かれているので、花魁の道中に見立てたことが分かる。政信(1686〜1764)は、紅絵の創始者で長期に渡って活躍した。