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講座・講演会

連続講座「古文書解読講座-富士山宝永噴火の史料を読む-」(全3回)

特別陳列連続講座では、展示されている史料(古文書)から数点を取り上げ、富士山の噴火の経緯と、神奈川県域の被災と復興の様子を読み解く古文書解読講座を実施しました。講師は展示担当である古宮学芸員です。内容は展示と合わせて①噴火時の状況②被害状況と村々の動向(各村の具体的な被害状況と対応策)、③公権力の対応(幕府や領主(旗本)は災害に対してどう対応したか) ④復旧・復興の経過をテーマとしました。村々に残された古文書には、当事者としての記録が克明に記されています。

 

 

また、今回のメインとなる江戸時代に残された地方(じかた)文書を読むための基礎知識やコツとして、くずし方に決まりがあること、読める文字から読んでいくこと、文意を考えながら読む事、そして知っていると便利な基礎知識、当時の度量衡や暦、方位、時刻、地名、人名等々の資料を配布しました。
1点1点バラバラにみえる古文書も、関連資料や図書に沢山目を通すことで、パズルのピースを組み合わせるように、当時の光景が浮かび上がるという学芸員ならではの経験とコツも伝授されました。
受講者の方からは「当時の人々の生活に接したような気がした」という声も寄せられました。
一見素っ気なく感じられる古文書ですが、コツがわかれば歴史を読み解く楽しさを感じられるのではないでしょうか。展示と合わせて受講して頂くことで、「富士山宝永噴火」への理解をより深めていただく機会となりました。

 

 


特別陳列「古文書が語る富士山宝永噴火-神奈川県域の被災と復興-」で展示されている史料(古文書)から数点を取り上げ、富士山の噴火の経緯と神奈川県域の被災と復興の様子を読み解きます。あわせて展示解説も行います。 
※古文書初心者の方もご参加頂ける内容です。

日時 2020年1月11日,18日,25日(いずれも土曜日)(連続講座 全3回)
各回 午後2時~4時
講師 古宮 雅明 (当館学芸員)
会場 当館講堂
定員 各回50名(申込み多数の場合は抽選。1回ごとの申込みも受け付けますが、連続講座のため、全3回お申込みの方を優先します。)
受講料 無料(ただし、初回受講日の常設展観覧券が必要)
申込 「事前申込のご案内」をご覧ください。
「往復はがき」または「フォームメール」でのお申し込みとなります。
申込締切 2019年12月18日(水)必着
申込受付は終了しました
備考 1回ごとでの参加をご希望の場合は、「往復はがき」又は「フォームメール」備考欄に参加希望のお日にちをご記載ください。

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