展示

常設展室内トピック展示

広重が描いたいきもの

初代歌川広重(1797~1858)は風景画の名手として語られていますが、その作品の中には、動物の姿をいきいきと魅力的に描いたものも少なくありません。

この展示では動物が息づく風景画と花や鳥を主題に描いた花鳥画と呼ばれるジャンルから作品をご紹介します。
季節の花に俳句を添えた花鳥画も名所の風景も、季節を意識した表現が多く、四季の彩りの豊かさを印象づけます。

愛らしい動物の姿を通し、風景だけではない広重の魅力をお楽しみください。

開催情報

常設展室内トピック展示広重が描いたいきもの

概要

展示期間:2016年5月29日(日)まで
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:「開館日カレンダー」をご覧ください
会場:常設展示室2階 常設展示/近世・浮世絵コーナー
観覧料:常設展観覧券でご覧いただけます

冨士三十六景 下総 小金原 (部分)

冨士三十六景 下総 小金原 下総(千葉県北部が大部分)には幕府直轄の牧場がありました。
手前に馬、右遠景に富士山が見えます。

藤に四十雀 (部分)

リズミカルに描かれた藤の蔓にアクロバットのようにつかまる四十雀。 藤に四十雀

波上を飛ぶ二羽の雀(部分)

波上を飛ぶ二羽の雀 雀は海に入ると蛤になると思われていました。
「蛤にすがたやならむ寄る浪に 雀さわたつ稲村が崎」

展示リスト

資料名
名所江戸百景 深川万年橋
名所江戸百景 逆井乃わたし
名所江戸百景 高輪うしまち
名所江戸百景 四ツ谷内藤新宿
名所江戸百景 浅草田圃西の町詣
名所江戸百景 王子装束ゑの木大晦日の狐火
冨士三十六景 下総 小金原
六十余州名所図会 紀伊 和歌之浦
六十余州名所図会 土佐 海上松魚釣
鮑 さより
海棠に四十雀
藤に四十雀
ばらに雀
ばらの垣根にとまる鶏
朝顔に文鳥
撫子に蝶
鶴に薄、女郎花
朝顔に小鳥 紅葉に小鳥
雪降りの椿に雀 (雪中椿に雀)
竹に鴛鴦
雪中笹に鴛鴦
波の寄せる岩頭に立つ丹頂鶴
波上を飛ぶ二羽の雀

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