展示

トピック展示

二代歌川広重「諸国名所百景」第三弾

二代歌川広重(1826~69)は幕末から明治初めにかけて活躍した浮世絵師です。初代広重の作風を継いだ抒情味あふれる風景画を手掛けたほか、横浜浮世絵の分野でも多くの作品を遺しました。今回は当館所蔵の二代広重作品から、「諸国名所百景」のシリーズを全5期に分け、南から順に北上しながら展示いたします。二年五ヵ月もの歳月をかけて制作に挑んだ二代広重の大作をご堪能ください。
「諸国名所百景」では、北は青森、南は長崎までの、日本全国の名勝・名跡が描かれます。二代広重はこうした諸国の様相を、さまざまな絵手本を参考にしつつ制作しました。師匠である初代広重の作品、淵上旭江著『山水奇観』をはじめとする名所図会がその一例でしょう。二代広重はここに、異国船や外国人といった最幕末の浮世絵師らしいモチーフを時折加えながら、日本の美しい風景を独自の視線で描いています。今回は第三弾として、近畿・中部地方の作品をご覧ください。

開催情報

トピック展示二代歌川広重「諸国名所百景」第三弾

概要

■展示期間:2020年1月29日(水)~3月6日(金)
■開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
■休館日:
月曜日(2月24日は開館)、2月4日(火)
■会場:常設展示室2階 常設展示/テーマ3 近世
■観覧料:常設展観覧券でご覧いただけます。
 一般300円(250円)、20歳未満・学生200円(150円)、高校生・65歳以上100円(100円)
※中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料、( )内は20名以上の団体料金
※神奈川県立博物館等の有料観覧券の半券提出による割引制度あり

諸国名所百景 若狭かれゐを制す(部分)

諸国名所百景 若狭かれゐを制す(部分) 2匹ずつ整然と干されたかれいたち。誇張して大きく描かれているため、にらまれているような気持ちになります。

諸国名所百景 紀州熊野岩茸取(部分)

上から吊された籠に乗って崖に生える岩茸を取る男たち。美食追求も命がけ? 諸国名所百景 紀州熊野岩茸取(部分)

展示リスト

作品名 作者名 出版年
諸国名所百景 紀州 名智山 大滝 歌川広重(二代) 安政六年(1859)十二月
諸国名所百景 紀州 熊野 岩茸取 歌川広重(二代) 万延元年(1860)九月
諸国名所百景 紀州 加田の浦 真景 歌川広重(二代) 安政六年(1859)九月
諸国名所百景 伊賀 開戸山 歌川広重(二代) 文久元年(1861)五月
諸国名所百景 山城 大谷 眼鏡橋 歌川広重(二代) 安政六年(1859)十月
諸国名所百景 京都 祇園 祭礼 歌川広重(二代) 安政六年(1859)八月
諸国名所百景 京都 東福寺 通天橋 歌川広重(二代) 安政六年(1859)九月
諸国名所百景 近江 磨針嶺 歌川広重(二代) 文久元年(1861)五月
諸国名所百景 尾州 名古屋 真景 歌川広重(二代) 安政六年(1859)十二月
諸国名所百景 若狭 かれゐを制す 歌川広重(二代) 安政六年(1859)十二月
諸国名所百景 加州 金沢 大乗寺 歌川広重(二代) 安政六年(1859)十一月
諸国名所百景 飛騨 篭わたし 歌川広重(二代) 万延元年(1860)九月

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