展示

特別展

明治大学 クリスチャン・ポラック コレクション 繭と鋼 ―神奈川とフランスの交流史―

横浜開港に先立つ安政5(1858)年に日仏修好通商条約が締結されたことが、日本とフランス両国の正式な交流のはじまりといえます。日本は貴重な外貨獲得のため、蚕糸を主要な輸出品目とし、横浜はその輸出港として栄えました。一方フランスからは、造船や製鉄など様々な技術や制度がもたらされ、日本の近代化が側面的に支援されました。横浜ばかりでなく、製鉄所が構えられた横須賀など、神奈川県内には当時来日したフランス人との交流を示す史跡や事績が数多く存在します。
本展に出品される資料のほとんどが、クリスチャン・ポラック氏の蒐集によるものです。氏は長年日本とフランスの文化交流をひときわ深く研究し、それに関する実物資料を熱心に収集しました。それらの資料は、現在、明治大学図書館で所蔵しています。本展は、その全容を示す初めての機会となります。この幻のコレクションを通じて、幕末明治の神奈川の姿をご覧ください。
なお、本展に関連して明治大学図書館中村拓コレクションを展示します。同コレクションの優品をあわせてご覧下さい。

※会期中、資料保存のため一部の資料を展示替いたします。チラシに掲載されている資料が展示されていない場合もあります。

富岡製糸場との連携企画 始めました!
特別展「繭と鋼」開催期間中、富岡製糸場の見学券を当館にお持ちいただくと特別展の観覧料が割引になります(一般900円→800円、20歳未満・学生600円→500円)。また、富岡製糸場でも、7月18日(金)まで、当館の特別展の観覧券をお持ちいただくと見学券が割引でご購入いただけます。ぜひこの機会に富岡と横浜の両地で歴史探訪をお楽しみください!

「横浜絹回廊」特別企画
富岡製糸場世界遺産登録応援キャンペーン

「富岡製糸場と絹産業」の世界遺産登録がもうそろそろ本格的に決まろうとする今、「横浜絹回廊」を開催する3館も応援します!当館では、6月7日(土)から22日(日)まで、毎日先着200名様に、富岡製糸場を描いた原輸出店のポスターをデザインした特製絵葉書をプレゼント(※)!このキャンペーンのためだけに作成した特製絵葉書。これを見ながら、富岡製糸場と日本の絹文化について思いをめぐらせていただきたいと思います。
※絵葉書の配布は、特別展観覧の方に限ります。また、団体での観覧を受付した方も除きます。ご了承ください。

開催情報

概要

会期:2014年4月26日(土)~6月22日(日)
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(4月28日・5月5日は開館)
会場:特別展示室・コレクション展示室
観覧料:大人…900円(20名以上の団体は100円引)
    20歳未満・学生…600円(20名以上の団体は100円引)
    65歳以上・高校生…100円(団体の場合も同一料金)
※中学生以下・障がい者手帳をお持ちの方は無料

主催:神奈川県立歴史博物館、明治大学

展示品について

展示数

約150点

展示リスト

関連行事

  • 県博セミナー「日仏文化交流をたどる」
  • 記念講演会「コレクションの形成とその概要」
  • 現地見学会「横浜山手のフランス史跡をめぐる」
  • GW特別子ども向けイベント「見つけて 見よう! 日本の中のフランス」
  • 学芸員による展示解説

関連リンク

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