7月13日土曜日に開幕する特別展「北からの開国」の開幕まで、ちょうど100日となりました。それにあわせ、特別ページを開設し、以後、このページでこの展覧会の準備状況をはじめ、主な出品資料やイベント情報とともに準備の様子などをお伝えしてきます。

このような書き出しで始まったこのコラムも、本日が最後になります。

いよいよ明日、7月13日9時30分から開幕です。
途中8月5日と6日に大幅な展示替えをしながら、9月1日までの正味45日間の会期です。当時の状況を伝える資料から、アメリカよりも早く日本へ開国通商を求めたロシアとの関係や、すでに18世紀後半には、ロシアに関する研究が始められていたこと、「鎖国」を維持するために幕府がくりかえし行った海防巡見の実態、三浦半島を始め江戸湾周辺に多くの海岸防御施設が築造された背景など、これまでとは異なる視点から日本の開国史について知っていただければ幸いです。
漂流してロシアに滞在した大黒屋光太夫を尋問し、それを幕府医師桂川甫周がまとめた《北槎聞略》(重文・国立公文書館)は実際に幕府へ献上された実物が展示されています。また、ロシアに強い関心をもっていた古河藩家老鷹見泉石が大黒屋光太夫などから手に入れたロシア語学習書など、まさにその当時の人々の息吹を感じされるようなものが目白押しです。
子ども向け展示もあわせて開催していますので、夏休みを利用して是非ご覧ください。

July 12 2019