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トップページ建物紹介>旧横浜正金銀行本店本館の建築




 明治37年(1904)7月、旧横浜正金銀行本店が竣工しました。明治32年3月25日から5年もの歳月をかけたものです。横浜正金銀行だった旧館と、1967(昭和42)年建設で現在の正面玄関にあたる新館部分からなり、旧館はネオ・バロック様式の本格的な西洋建築です。
 設計者は明治時代を代表する建築家の一人である工学博士妻木頼黄(つまきよりなか)、現場監督は技師工学士遠藤於菟(えんどうおと)です。

○第1営業室

 本室の周囲の羽目、及び取引台下は武州秩父産蛇紋石を用い、その取引台石は 信州花崗石を用い、境界仕切棚は特に本邦美術的工手をして製作させた。

○第2営業室

 本室は第1営業室と異なる所はないが、金銭出納の事務を取扱う場所なので他の部屋と区画するために鉄網柵で区分した。またその一隅には水圧昇降機を設け、地階金庫とを結んだ。

○保護預品庫

 預け主の貴重品を保管する所で秘密を守る必要から、特に他の部屋と分けた。庫内には特殊錠前を附けた米国製の保護函数百個を備え、鍵は各自一様ではなく、そのうえ2ヶ所備え、これを同時に併用しなければ開閉することができないしくみで、預け主の要求に応じて銀行担任者の立会の上、開閉する方法をとった。

○正面2階中央客室

 本室は外国から来遊した顧客の用に充てるもので、旅行案内、汽車汽船 発着時間表、その他、本邦内地の風景事情がわかるように各種の図書等を備え、外国人客の便 利に供することを目的とした。

○婦人書柬室

 本室は中央客室の左側に隣接し、主として婦人化粧室に充てることを目的と した。各種の化粧具、及び文具等を備え来賓が使用できるようにした。

○会議室

 本室は本館の背部に設け、ゆうに2,3百人を収容し、株主総会、または式場等に充 てるものとした。


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