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(よみがえ)る名刀 −館蔵赤羽刀から−」

会期:2012年1月14日(土)〜3月25日(日)

 赤羽刀(あかばねとう)とは、終戦直後に占領軍によって接収された刀剣類の一部を指す通称です。武装解除にともなって膨大な刀剣が接収され、その一部は東京都北区赤羽に所在した米陸軍第8軍兵器補給廠に集められました。美術的価値を有する刀は一部が旧所有者に返還されましたが、その大半は所有者が判明せず国の所有となりました。近年、これら刀剣類は全国の公立博物館等に譲渡され、各館では公開・活用を促進するため修繕(研磨等)をおこなってきました。本展では研磨した作品を中心に日本刀の美しさをご覧いただき、あわせて刀剣を甦らせる「研磨」についてもご紹介いたします。

◇ 主な出品作品

  • 刀(無銘、南北朝時代)一振
  • 刀(銘「相州住綱廣/天文二十四年丁卯二月日」)一振
  • 刀(銘「相州住綱廣」)一振
  • 脇差(銘「相州住綱家作」)一振
  • 脇差(銘「廣正/慶長三年」)一振
  • 剣(銘「相州二ノ宮大慶直胤(サカミ<刻印>)/奉納天保二年九月吉日」)一振
  • 未研磨の赤羽刀 四振
  • 刀剣研磨道具 一式
◇ チェコの日本刀研究会のホームページで紹介されました。
  Nihonto Kenkyukai (別ウィンドウが開きます)

開館時間:午前9時30分〜午後5時
    (入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日
会 場:コレクション展示室
観覧料:無料

関連行事:
●コレクション展展示解説
●コレクション展関連講演会
「接収刀剣赤羽刀を甦らせた刀剣研磨の技を語る」




脇差の刀身に施された草体の倶利伽羅竜王


刀剣の研磨
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