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講演会「暮らしの中の講」【会場:かながわ県民センター会議室】
講演会「暮らしの中の講」【会場:かながわ県民センター会議室】
12月 5 終日
![]() 「講」(こう) とは、日本の民間信仰に基づく集まりや団体を指します。 今回の講座では、中でもエビス講の事例について解説を行いました。 エビス講はエビス神をまつる年中行事の一つです。エビス神は七福神の一柱であり、漁業・農業・商売の神様として広く信仰されてきました。講座では、エビス神、エビス講、エビス信仰とは何かを説明した上で、全国各地でエビス講が行われていたこと、東日本と西日本では実施日が異なることを解説し、神奈川県内各地のエビス講事例を紹介しました。その後、スライドで、関西の「十日エビス」や、当館の常設展示室内の復元民家のエビス棚と供物、当館に収蔵されている藤沢市遠藤のエビス講関連資料の詳細について解説を行いました。 講を取り巻く現状としては、地域のつながりが希薄になった結果、以前のように盛んに行われていないとした一方で、公民館などで稲荷講が行われている地域もあるとして、三浦市初声町の事例を紹介しました。 参加者からは、「地域の結びつきを強くする工夫に感心した」「エビス講についてわかりやすく説明してもらえて面白かった」などの感想が寄せられました。中には、「遠藤付近を何度も歩いたことがある」「来春には小出川の桜並木を見に行く」などのコメントもあり、一部の参加者にとっては、特に身近なテーマであったのではないかと感じられました。 当館所蔵の藤沢市遠藤のエビス講資料を手がかりに、講の営みを紹介します。人々がどのように集い、どのようなものを食べ、どのように講を営んできたのか、暮らしの中に根づいた講の様子を具体的にお話しします。 日時 2025年12月5日(金) 午前10時30分~12時 講師 三浦 麻緒(当館非常勤学芸員) 会場 かながわ県民センター 会議室 定員 50名(申込み多数の場合は抽選) 受講料 無料 申込 「往復はがき」または「申込みフォーム」でのお申し込みとなります。 ※申込時の諸注意はこちらのリンクをご確認ください。 申込締切 2025年11月12日(水)必着 ※定員に若干の余裕があるため、追加のお申し込みを受け付けます(先着順)。 参加を希望される方は企画普及課(045-201-0926(代))まで電話でお申し込みください。 電話での追加申込を終了しました。 注意事項 ・会場への直接の問合せはご遠慮ください。 ・体調がすぐれない際には来場をお控えください。 ・講師の体調不良や天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。 連絡先 神奈川県立歴史博物館 企画普及課 電話 045-201-0926(代表) ※当日の欠席連絡も本連絡先となります。
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講演会「北条家朱印状の謎に迫る!」【会場:かながわ労働プラザ(エルプラザ) 多目的ホール】
講演会「北条家朱印状の謎に迫る!」【会場:かながわ労働プラザ(エルプラザ) 多目的ホール】
12月 6 終日
![]() 催し物のタイトルを見て、「北条家朱印状の謎って、いったい何?」と思った人も多いのではないでしょうか。 当館には、戦国大名の北条氏が伊豆半島西岸の村々を所領とする家臣や一族に宛てて、一斉に作成した朱印状が所蔵されています。これらの朱印状は、内容的には北条家から発出された「命令書」なのですが、書式は一般的な命令書の形式でなく、個別の権利を認めた「保証書」に使われる書式となっています。これらの朱印状では、なぜ、このような目的と様式の不一致が生じているのでしょうか? 講演では、まず、そもそも北条家朱印状はどのような文書であるのか、その特徴や生まれた背景、および文書の様式(直状式、奉書式)について解説しました。それを受けて後半は、当館所蔵の2組6通の北条家朱印状を取り上げ、これらの朱印状の内容と様式について説明した後、これまでの評価と最新の研究成果を踏まえた文書発給にまつわる“謎”をひも解いていきました。 受講者の中には中学生の姿も見られ、10代から80代の戦国時代好き老若男女が大集合!といった楽しい講演会になりました。 令和6年に行われた特別陳列「戦国大名北条氏と西相模・伊豆」にて多数の応募をいただいた、当館所蔵の北条家朱印状の書式に注目した内容の講演会を再び開催します。 今回取り上げる朱印状は、戦国大名の北条氏が伊豆半島西岸の村々を所領とする家臣や一族に宛てて、一斉に作成された命令書です。ところが、これらの朱印状の書式を見ると、一斉に発出される命令書に使われるものではなく、個別の権利を認めた保証書に使われる書式となっています。 これまで書式と内容の組み合わせから「例外」と考えられてきた朱印状の謎に迫ります。 くずし字解読講座ではないので、くずし字が分からないという方でもお気軽にお申し込みください。 日時 2025年12月6日(土) 午後1時30分~3時 講師 梯 弘人(当館学芸員) 会場 神奈川県立かながわ労働プラザ(エルプラザ)多目的ホール 定員 80名(申込み多数の場合は抽選) 受講料 無料 申込 「往復はがき」または「申込みフォーム」でのお申し込みとなります。 ※申込時の諸注意はこちらのリンクをご確認ください。 申込締切 2025年11月12日(水)必着 ※定員に若干の余裕があるため、追加のお申し込みを受け付けます(先着順)。 参加を希望される方は企画普及課(045-201-0926(代))まで電話でお申し込みください。 電話での追加申込を終了しました。 注意事項 ・会場への直接の問合せはご遠慮ください。 ・体調がすぐれない際には来場をお控えください。 ・講師の体調不良や天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。 連絡先 神奈川県立歴史博物館 企画普及課 電話 045-201-0926(代表) ※当日の欠席連絡も本連絡先となります。
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館長トーク「旅日記からかながわの名所をさぐる」【会場:かながわ県民センター会議室】
館長トーク「旅日記からかながわの名所をさぐる」【会場:かながわ県民センター会議室】
12月 12 終日
![]() 江戸時代後期、文化・文政頃には、道中の旅籠屋や茶店などの整備が進み、庶民の旅が盛んになりました。主な旅の目的は、社寺参詣や物見遊山で、旅人たちは、道中の記録として「旅日記(道中日記)」を記しました。「旅日記」には宿泊場所、昼食代や宿賃、その他の支出、訪れた名所旧跡の感想などが記されていたことから、当時の旅の実態を知るうえで、重要な歴史資料であると考えられています。講演では、日記に記されたかながわの名所として、鎌倉、江の島、川崎大師、大山、最乗寺、横浜を取り上げ、人気を集めた理由と旅のルートについて詳しく解説を行いました。 参加者からは、「江戸時代の旅の様子がわかって興味深かった」「予想以上におもしろかった」「あっという間に時間が過ぎた」等の感想を頂きました。江戸時代の「観光」について関心を深めていただけたようでした。 江戸時代後期になると、庶民の旅が盛んになります。「一生に一度の伊勢参り」と称されるように、道中では各地の名所を訪れ、旅を楽しんでいました。では江戸時代の旅人は神奈川県内ではどのような名所をめぐり楽しんでいたのでしょうか。 その名所と旅のルートを彼らの旅日記からさぐります。 日時 2025年12月12日(金) 午前10時30分~12時 講師 望月 一樹(当館館長) 会場 かながわ県民センター 会議室 定員 45名(申込み多数の場合は抽選) 受講料 無料 申込 「往復はがき」または「申込みフォーム」でのお申し込みとなります。 ※申込時の諸注意はこちらのリンクをご確認ください。 申込締切 注意事項 ・会場への直接の問合せはご遠慮ください。 ・体調がすぐれない際には来場をお控えください。 ・講師の体調不良や天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。 連絡先 神奈川県立歴史博物館 企画普及課 電話 045-201-0926(代表) ※当日の欠席連絡も本連絡先となります。
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