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木象嵌の実演
木象嵌の実演
6月 1 終日
木象嵌の実演
“木象嵌(もくぞうがん)”と聞いてすぐに何か思い浮かぶ方は、なかなかの美術・木工好きの方ではないでしょうか。“象嵌”を辞書で調べると「金属・陶磁・木材などの表面に模様を彫り、そのくぼみに金・銀・貝など他の材料をはめ込むもの」とあります。木象嵌は全てそれを木で表現する技法のことです。 特別展「近代輸出漆器のダイナミズム―金子皓彦コレクションの世界―」には、その木象嵌を駆使した作品もたくさん展示されています。そこで、展覧会にあわせて木象嵌をどう作るのか実演をしていただくこととなりました。実演を担当されたのは展示室でも作品を展示中の浅野 慶太さん(木象嵌Atelier k)です。 当日は当館の正面エントランスに足踏み式の糸鋸が設置され、その他、木象嵌の技法が分かる糊付けしていないサンプル、象嵌後に鉋で薄く削った状態のもの、完成作品などを展示しました。見学されている方へ説明しつつ、足踏み式糸鋸で木の板から動物モチーフを切り出す作業を随時実演しました。 見学された方は「寄木細工は知っていたけれど、木象嵌は初めて見た」「木象嵌はどう作るのかと思っていたけれど、実際見てみるととてもわかりやすかった」等、口々にお話しながら興味深そうに実演を見てくださっていました。技法を知ることで、より作品への理解を深めることのできるイベントとなったようです。 様々な色の木材を切り、別の板にはめ込んで絵のような表現を作る木象嵌。足踏み式の糸鋸(いとのこ)ミシンを使って板を切り出す工程を実演し、技法を解説します。 日時 2024年6月1日(土) 午前10時30分~12時30分、午後1時30分~3時30分 ※時間内随時実演 実演 浅野 慶太 氏(木象嵌Atelier k) 会場 当館エントランス 申込 予約不要。上記時間帯にご自由にご見学いただけます。 注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。 ・天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。
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記念講演会「近代日本 美術というあきない」
記念講演会「近代日本 美術というあきない」
6月 16 終日
記念講演会「近代日本 美術というあきない」
特別展「近代輸出漆器のダイナミズム―金子皓彦コレクションの世界―」の記念講演会第3回は、本展覧会を担当した学芸員による、美術の売買をテーマとした内容でした。 特別展で展示されている工芸品の多くは、横浜から海外へ輸出された後、日本に里帰りしたものです。 美術商が軒を連ねていた近代の横浜では工芸品や美術品の売買が盛んで、漆器は輸出品の花形でした。当時、漆器や木工芸、家具などの「工芸」と、絵画・版画などの「美術」はカテゴリーが明確に分けられており、お披露目(展覧会)の場も売買の場も異なっていました。講演会では「工芸」「美術」の売買がそれぞれどのように行われていたかや、貿易のなかの「美術」の役割について、具体例を示しながら、美術というあきないの実態についてわかりやすく紹介しました。 商売とい う視点から美術をとらえた講演内容は参加者の皆さんにとっても新鮮だったようで、「予想外の内容に驚きましたが、すばらしかったです」「“美術”というものを輸出していた時代が現在と比べてなんと高尚だったかと感じました」などという感想をいただきました。     近代の横浜には、多くの漆器商が軒を連ねていました。近代横浜を舞台に、工芸品や絵画の流通を海外の事例も含めて、美術の商売の実態を考えます。 日時 2024年6月16日(日) 午後1時30分~3時 講師 角田 拓朗(当館主任学芸員) 会場 当館講堂 定員 60名(申込み多数の場合は抽選) 受講料 無料(ただし、当日の特別展観覧券が必要です) 申込 「往復はがき」または「申し込みフォーム」でのお申し込みとなります。 ・「往復はがき」でのお申し込みの場合、行事名・開催日・郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号を全て明記のうえ、締切日(当日必着)までに当館へお送りください。 ・複数で(最大4名まで)参加希望の場合は、必ず参加される方の全員のお名前を記入してください。5名以上での参加を希望される場合は、2口に分けてご応募ください。 ・「申し込みフォーム」を[Android端末、iOS端末]から申請する場合の注意 現在、標記の端末で利用者登録が必須でない手続の申込画面で利用者ログインを行う場合に、Googleパスワードマネージャー等によるパスワードの自動入力機能を使用していると、正しくログインができない事象が発生しています。原因については現在調査中ですが、復旧次第改めてお知らせします。復旧するまでの間は、画面右上にあるハンバーガーメニューのログインボタンからログインしていただくか、Googleパスワードマネージャー等の設定をオフにして御利用いただくようお願いします。 ※当該不具合は、パソコンでは発生しません。 ※抽選の有無に拘わらず、結果は締切日から 10 日以内にご連絡します。 ※同一人からの複数の申請については、1件として扱います。 ※記載事項に不備があると受付けができない場合もあります。 申込締切 注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。 ・天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。
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大学生向け体験講座「博物館の裏側を知ろう」
大学生向け体験講座「博物館の裏側を知ろう」
6月 30 終日
大学生向け体験講座「博物館の裏側を知ろう」
昨年からスタートした大学生向け体験講座「博物館の裏側を知ろう」。博物館の活動に関心ある大学生を対象に、普段見ることのできない博物館のバックヤードを見学と、学芸員の仕事の一部を体験する講座を実施しました。 前半は、図書整理室や事務所などのバックヤード、常設展示室を見学しました。参加者は、博物館が様々な職種の職員から成り立っていることや、展示室の資料を守る取組みの一つとして、光に弱い資料を守るため展示室の照明を暗くしていることに納得できた様子でした。また、所蔵できない資料は複製資料を用いて展示を行っている点にも関心を持ってもらえたようです。 後半は、中世(彫刻)担当の神野主任学芸員が仏像の取り扱いや、仏像を鑑賞するポイントを説明しました。 レクチャーを聞いた後、参加者は調書作成に挑戦しました。調書は、作品調査の記録書となるものなので、細かに情報を記録することが重要です。神野主任学芸員が計測した寸法を参加者は調書に書き込み、像底(ぞうてい)部分をじっくり観察して、スケッチしました。    最後に、梱包で使用する布団(綿を薄葉紙で包んだもの)を作成し、それらを使って神野主任学芸員が、仏像の梱包を行うところを見学しました。作品は様々な過程を経て、展示されていることを知り、参加者からは「学芸員の仕事について知ることができた」、「調書体験が楽しかった」などの感想がありました。 博物館の裏側を知ることで、博物館の活動により関心を持ってもらう機会となりました。      博物館に関心ある大学生向けの体験講座です。博物館の展示ケースの中に並ぶ作品の数々は、どのような過程を経て展示されているのでしょうか?当館の展示室やバックヤードの見学に加え、仏像の調書を作成する体験や、学芸員が作品の梱包をしている様子を見学するなど、学芸員の仕事の一部を体験しながら、博物館の裏側を知る講座です。 日時 2024年6月30日(日)午後1時00分~3時30分 講師 神野 祐太(当館主任学芸員) 大柳 麻美(当館非常勤学芸員) 会場 当館講堂 定員 10名(学芸員の課程を履修していない学生も申し込み可。申込多数の場合は抽選。) 受講料 無料(ただし、当日の常設展観覧券(招待券を含む)が必要です) 申込 「申し込みフォーム」でのお申し込みとなります。 ・「申し込みフォーム」を[Android端末、iOS端末]から申請する場合の注意 現在、標記の端末で利用者登録が必須でない手続の申込画面で利用者ログインを行う場合に、Googleパスワードマネージャー等によるパスワードの自動入力機能を使用していると、正しくログインができない事象が発生しています。原因については現在調査中ですが、復旧次第改めてお知らせします。復旧するまでの間は、画面右上にあるハンバーガーメニューのログインボタンからログインしていただくか、Googleパスワードマネージャー等の設定をオフにして御利用いただくようお願いします。 ※当該不具合は、パソコンでは発生しません。 ※抽選の有無に拘わらず、結果は締切日から 10 日以内にご連絡します。 ※同一人からの複数の申請については、1件として扱います。 ※記載事項に不備があると受付けができない場合もあります。 申込締切 注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。 ・天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。