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連続講座「地図を使った人たち」
連続講座「地図を使った人たち」
7月 24 終日
特別展「地図最前線」の関連行事として連続講座「地図を使った人たち」を実施しました。 第1回は本特別展を担当した武田学芸員が講師となり、講座のテーマを「“Homo mapiens”略史」と題し、5章からなる特別展のテーマと概要を出品資料の画像とともに詳しく紹介しました。今回出品した地図の中には緻密に詳細な情報が書き込まれていて肉眼で確認するのはむずかしいものもあるため、参加者からは、画像を拡大して解説されたことで理解が深まったという声をいただきました。 第2回は、揖斐 洋一氏(東芝産業機器システム株式会社顧問)を講師にお迎えして「芝浦製作所の岸敬二郎」をテーマにお話しいただきました。芝浦製作所は、現在の東芝グループの前身にあたります。岸敬二郎は水力発電の適地を調査するために等高線の入った地図を愛用し、水力電気事業に尽力しました。その地図は当館にも寄贈され、本特別展でも出品しました。 揖斐氏は、豊富な資料で電気と電灯のあゆみ、さらに県内で現在も稼働する水力発電の様子を、現地を歩いた体験を交えてわかりやすくお話しされました。現在の私たちの暮らしに電気は欠かせず、なかでも照明器具としての電灯はごく当たり前の存在です。その当たり前のことが、先人たちが積み重ねてきた技術に支えられていることにあらためて気づき、また揖斐氏の熱意が伝わる講演でした。 人間は、地図を作り、地図を使う生きものです。本講座では、芝浦製作所(現東芝)の電気技術者で水力発電開発のために地図を愛用した岸敬二郎をはじめ、地図を使った人たちの動向について、展覧会前期の展示内容を踏まえながら解説します。 日時 ①2022年7月24日(日) 午後1時30分~3時30分 ②2022年7月31日(日) 午後1時30分~3時30分 演題 ①“Homo mapiens” 略史 ②芝浦製作所の岸敬二郎(仮) 講師 ①武田 周一郎 (当館学芸員) ②揖斐 洋一 氏(東芝産業機器システム株式会社顧問) 会場 当館講堂 定員 50名(申込多数の場合は抽選。1回ごとの申込みも受け付けますが、連続講座のため、全2回お申込みの方を優先します。) 参加料 無料(ただし、当日の特別展観覧券が必要です) 申込 申込締切 注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。 ・館内及び受講中の常時マスク着用をお願いします。 ・感染防止策チェックリストはこちらをご確認ください。 ・新型コロナウイルス感染防止のため、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。
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大人向けワークショップ「デジタル鳥瞰図を作る」
大人向けワークショップ「デジタル鳥瞰図を作る」
7月 30 終日
鳥瞰図とは「鳥の目で俯瞰したように見た図」のことを言います。特別展「地図最前線」に出品中の資料『神奈川県鳥瞰図』は、昭和の広重とも言われた吉田初三郎が描いた東京都心部から箱根の先までを描いた横長の絵図です。今回はその鳥瞰図を元に、デジタルで鳥瞰図を作るというワークショップを実施しました。講師は当館の姉妹館である生命の星・地球博物館 新井田主任学芸員です。 まず鳥瞰図とはどのようなものかを説明しながら、新井田主任学芸員の作成したデジタル鳥瞰図(印刷)を見て、今日作成するデジタル鳥瞰図のゴールをお示ししました。その後、本日使用する地図アプリケーション「カシミール3D」等のデータを個人でお持ちいただいたパソコンにインストールしました。インストールが終了したら、早速地図や「カシバード」という機能で鳥瞰図を作成する作業を進めます。『神奈川県鳥瞰図』に似た構図で作ろうとすると、この地域はこの辺りから見た図、また別の地域は別の視点から見た方向、などということがわかっていきます。想像で描く上、1枚の絵に入りきるように描くというのは作者の工夫が必要になってくることを感じられました。最後にアプリケーション・地形データ・標高データ入手方法などを確認してワークショップを終了しました。地図好きの参加者にはとても好評なワークショップとなりました。 ※今回使用したアプリケーションやデータはほとんどご家庭でもダウンロードできるものです。一部をご紹介します。 カシミール3D(基本無料ダウンロードのフリーソフトです、有料版あり) 国土地理院基盤地図情報 全球高精度デジタル3D 地図 (ALOS World 3D) 鳥瞰図とは、地上の様子を上空から斜めに見渡すようにして描いた地図を指します。本講座では、衛星画像や標高データを利用して、パソコンでデジタル鳥瞰図を作る方法を実習します。 ※Windows限定、CDドライブ付きノートパソコン要持参。 ※当館からのパソコン等の機器の貸出はございません。 日時 2022年7月30日(土) 午後1時~4時 講師 新井田 秀一(生命の星・地球博物館 主任学芸員) 集合 当館講堂 定員 10名(申込多数の場合は抽選) 参加料 無料(ただし、当日の特別展観覧券が必要です) 申込 申込締切 注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。 ・館内及び受講中の常時マスク着用をお願いします。 ・感染防止策チェックリストはこちらをご確認ください。 ・新型コロナウイルス感染防止のため、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。
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連続講座「地図を使った人たち」
連続講座「地図を使った人たち」
7月 31 終日
特別展「地図最前線」の関連行事として連続講座「地図を使った人たち」を実施しました。 第1回は本特別展を担当した武田学芸員が講師となり、講座のテーマを「“Homo mapiens”略史」と題し、5章からなる特別展のテーマと概要を出品資料の画像とともに詳しく紹介しました。今回出品した地図の中には緻密に詳細な情報が書き込まれていて肉眼で確認するのはむずかしいものもあるため、参加者からは、画像を拡大して解説されたことで理解が深まったという声をいただきました。 第2回は、揖斐 洋一氏(東芝産業機器システム株式会社顧問)を講師にお迎えして「芝浦製作所の岸敬二郎」をテーマにお話しいただきました。芝浦製作所は、現在の東芝グループの前身にあたります。岸敬二郎は水力発電の適地を調査するために等高線の入った地図を愛用し、水力電気事業に尽力しました。その地図は当館にも寄贈され、本特別展でも出品しました。 揖斐氏は、豊富な資料で電気と電灯のあゆみ、さらに県内で現在も稼働する水力発電の様子を、現地を歩いた体験を交えてわかりやすくお話しされました。現在の私たちの暮らしに電気は欠かせず、なかでも照明器具としての電灯はごく当たり前の存在です。その当たり前のことが、先人たちが積み重ねてきた技術に支えられていることにあらためて気づき、また揖斐氏の熱意が伝わる講演でした。 人間は、地図を作り、地図を使う生きものです。本講座では、芝浦製作所(現東芝)の電気技術者で水力発電開発のために地図を愛用した岸敬二郎をはじめ、地図を使った人たちの動向について、展覧会前期の展示内容を踏まえながら解説します。 日時 ①2022年7月24日(日) 午後1時30分~3時30分 ②2022年7月31日(日) 午後1時30分~3時30分 演題 ①“Homo mapiens” 略史 ②芝浦製作所の岸敬二郎(仮) 講師 ①武田 周一郎 (当館学芸員) ②揖斐 洋一 氏(東芝産業機器システム株式会社顧問) 会場 当館講堂 定員 50名(申込多数の場合は抽選。1回ごとの申込みも受け付けますが、連続講座のため、全2回お申込みの方を優先します。) 参加料 無料(ただし、当日の特別展観覧券が必要です) 申込 申込締切 注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。 ・館内及び受講中の常時マスク着用をお願いします。 ・感染防止策チェックリストはこちらをご確認ください。 ・新型コロナウイルス感染防止のため、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。
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