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高校生向け連続講座「浮世絵に親しむ」
高校生向け連続講座「浮世絵に親しむ」
8月 18 終日
浮世絵は絵だけでなく、描かれている文字や改印など分かると面白い点が多くあります。今回は初の試みとして、関心はあるものの専門的なことを学ぶ機会の少ない高校生に向けて連続講座「浮世絵に親しむ」を2日間、開催しました。 1日目は浮世絵の歴史を学んだり、博物館に展示されている作品を実際に展示室で鑑賞したり、レプリカ(複製)の浮世絵を間近で観察しました。歌舞伎や美人画などの教科書で見たことのある浮世絵のジャンルを紹介する講義の他、検閲のために押される改印から時代を読み解くこともできるなどの細かな部分もお伝えしました。浮世絵に描かれている情報が分かると一段と楽しむことができて新たな見方を発見することができたようでした。2日目の前半は、浮世絵に書かれる文字を解読する作業を行いました。難しいくずし字にも負けず、参加された高校生のみなさんは自分で調べたり、意見交換をしながら、ひとつひとつ文字を解読していました。後半は、「横浜の町を見る」をテーマに、江戸時代の浮世絵双六(すごろく)に描かれる横浜のパワースポットを紹介しながら地図や写真など活用して、明治~現代に至る横浜の町の移りゆく様子を紹介しました。 学ぶ、鑑賞する、作業するなど様々な方法で浮世絵に親しむ2日間となり、特に文字を解読する作業は印象に残ったという感想をいただきました。この講座をきっかけに、博物館は大人だけではなく、学生も楽しめる場所であるということも浮世絵を通して、知っていただく機会となりました。 浮世絵に関心を持つ高校生の皆さんに向けて、開港当時の横浜の街が描かれた「横浜浮世絵」をご紹介します。整備された横浜の街並みが描かれた浮世絵や開業150周年の節目にあたる今年、鉄道が描かれた浮世絵を実際に展示室で鑑賞し、描かれている文字を読み解いたり、地図も活用しながら開港当時と現在の横浜の街を比較するなど、「横浜浮世絵」をより深く掘り下げて紹介します。 日時 2022年8月18日(木) 、19日(金) 午後1時30分~4時 内容 ①「浮世絵を見る」(18日) 浮世絵の概要を紹介し、実際に展示室で作品を鑑賞します。 ②「浮世絵を知る」(19日) 浮世絵に描かれている文字を読み解き、地図を見ながら体験的に浮世絵に親しみます。 対象 高校生 講師 桑山 童奈(当館企画普及課長、学芸員) 会場 当館講堂 定員 8名(申込多数の場合は抽選) 受講料 無料(ただし、当日の常設展観覧券+特別展観覧券が必要です。) 申込 申込締切 注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。 ・館内及び受講中の常時マスク着用をお願いします。 ・感染防止策チェックリストはこちらをご確認ください。 ・新型コロナウイルス感染防止のため、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。
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高校生向け講座「浮世絵に親しむ」
高校生向け講座「浮世絵に親しむ」
8月 19 終日
夏休みの高校生を対象に、浮世絵講座を実施しました。作品の見学だけでなく、浮世絵の歴史や制作過程など、桑山童奈企画普及課長(近世浮世絵担当)を講師として解説しました。 今回の講座のテーマは「葛飾北斎」です。一度は教科書や美術館などで名前を聞いたことがあるでしょう。7月に発行された新千円札の裏側が葛飾北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」となったことから注目度が高まっています。 まずはじめに、浮世絵の概要を説明したあと「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」の復刻版の版木と摺見本を間近で見ながら浮世絵が作られる過程を説明しました。高校生はダイナミックに描かれた波の描写や色使いなど細かく観察し、ひとつの絵が完成されるまでの工程を理解しました。 続いて、実際に常設展示室で北斎の作品を鑑賞しながら、自分が気に入った作品を見つけてスケッチを行いました。じっくり観察してみると今まで気づかなかったことや、不思議に思うことなど、新たな発見ができた様子でした。鑑賞後は、会場に戻りグループワークで自分がスケッチした作品の魅力を発表していきました。色彩や、構図など選ぶポイントはそれぞれ異なり、自分では気づかなかった点を知ることができた活動となりました。 最後に、北斎と同時代に活躍した絵師の浮世絵と後の時代に描かれた浮世絵を鑑賞しました。主に色彩に注目しながら、北斎の浮世絵と比較してみました。参加者は、「北斎の後に描かれたものは色がカラフルなのが分かった」、「藍色で描かれた着物の模様が美しかった」などの感想があり、浮世絵の魅力を知っていただくことができた講座となりました。 当館の浮世絵コーナー(トピック展示)は定期的に展示替えを行っているので、この講座をきっかけに様々なジャンルの浮世絵を鑑賞してみてください。 浮世絵は世界でも親しまれている、日本の代表的なアートです。夏休み、高校生を対象に、当館の常設展を手がかりとしてその魅力に親しむ講座を開催します。今回は「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」ほか葛飾北斎の風景画の展示をみて、風景のとらえ方や細部の表現、さらには色彩に趣向を凝らした北斎の風景表現に迫ります。美術や歴史の授業、博物館・美術館などで浮世絵に興味を持った高校生のみなさん、お気軽に参加ください。 「冨嶽三十六景 相州七里浜」葛飾北斎 日時 2024年8月3日(土) 午後1時30分~4時 対象 高校生 講師 桑山 童奈(当館企画普及課長、学芸員) 会場 当館講堂 定員 8名(申込多数の場合は抽選) 受講料 無料(ただし、当日の常設展観覧券が必要です。) 申込 「申し込みフォーム」でのお申し込みとなります。 申込時の諸注意はこちらのリンクをご確認ください。 申込締切 注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。 ・天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。
高校生向け連続講座「浮世絵に親しむ」
高校生向け連続講座「浮世絵に親しむ」
8月 19 終日
浮世絵は絵だけでなく、描かれている文字や改印など分かると面白い点が多くあります。今回は初の試みとして、関心はあるものの専門的なことを学ぶ機会の少ない高校生に向けて連続講座「浮世絵に親しむ」を2日間、開催しました。 1日目は浮世絵の歴史を学んだり、博物館に展示されている作品を実際に展示室で鑑賞したり、レプリカ(複製)の浮世絵を間近で観察しました。歌舞伎や美人画などの教科書で見たことのある浮世絵のジャンルを紹介する講義の他、検閲のために押される改印から時代を読み解くこともできるなどの細かな部分もお伝えしました。浮世絵に描かれている情報が分かると一段と楽しむことができて新たな見方を発見することができたようでした。2日目の前半は、浮世絵に書かれる文字を解読する作業を行いました。難しいくずし字にも負けず、参加された高校生のみなさんは自分で調べたり、意見交換をしながら、ひとつひとつ文字を解読していました。後半は、「横浜の町を見る」をテーマに、江戸時代の浮世絵双六(すごろく)に描かれる横浜のパワースポットを紹介しながら地図や写真など活用して、明治~現代に至る横浜の町の移りゆく様子を紹介しました。 学ぶ、鑑賞する、作業するなど様々な方法で浮世絵に親しむ2日間となり、特に文字を解読する作業は印象に残ったという感想をいただきました。この講座をきっかけに、博物館は大人だけではなく、学生も楽しめる場所であるということも浮世絵を通して、知っていただく機会となりました。 浮世絵に関心を持つ高校生の皆さんに向けて、開港当時の横浜の街が描かれた「横浜浮世絵」をご紹介します。整備された横浜の街並みが描かれた浮世絵や開業150周年の節目にあたる今年、鉄道が描かれた浮世絵を実際に展示室で鑑賞し、描かれている文字を読み解いたり、地図も活用しながら開港当時と現在の横浜の街を比較するなど、「横浜浮世絵」をより深く掘り下げて紹介します。 日時 2022年8月18日(木) 、19日(金) 午後1時30分~4時 内容 ①「浮世絵を見る」(18日) 浮世絵の概要を紹介し、実際に展示室で作品を鑑賞します。 ②「浮世絵を知る」(19日) 浮世絵に描かれている文字を読み解き、地図を見ながら体験的に浮世絵に親しみます。 対象 高校生 講師 桑山 童奈(当館企画普及課長、学芸員) 会場 当館講堂 定員 8名(申込多数の場合は抽選) 受講料 無料(ただし、当日の常設展観覧券+特別展観覧券が必要です。) 申込 申込締切 注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。 ・館内及び受講中の常時マスク着用をお願いします。 ・感染防止策チェックリストはこちらをご確認ください。 ・新型コロナウイルス感染防止のため、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。
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