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記念講演会「祥啓と関東水墨画―中世東国の文化遺産」
記念講演会「祥啓と関東水墨画―中世東国の文化遺産」
5月 14 終日
記念講演会「祥啓と関東水墨画―中世東国の文化遺産」
特別展の関連講座である記念講演会「祥啓と関東水墨画-中世東国の文化遺産」を関東水墨画研究の第一人者である成城大学教授 相澤 正彦氏を講師にお招きして開催しました。 前半は、祥啓の事績や歴史的背景をお話しいただきました。一師匠である芸阿弥の「観瀑図」と祥啓の「山水図」などを見比べて、細かな部分まで丁寧に描かれた線や、自然の表現など、描き方の共通点や違いを指摘し、芸阿弥に比べると表現の仕方が剛直な祥啓は真面目な性格であったのではないかとの解説で祥啓の特徴を知ることができました。 後半では、祥啓の次世代である興悦や啓孫の作品と、雪舟との関わりについても解説いただきました。参加者からは「水墨画の楽しみ方が分かりました」「雪舟と祥啓の比較が面白かった」などのご感想をいただき、関東水墨画に関する関心が高まった講座となりました。 特別展「あこがれの祥啓―啓書記の幻影と実像―」の開催を記念して開講する講演会です。1998年に開催された特別展「関東水墨画の200年」(栃木県立博物館、神奈川県立歴史博物館)を担当するなど関東水墨画研究の第一人者として研究を先導してきた研究者に、祥啓が関東水墨画の歴史に果たした役割やその功績についてお話しいただきます。 日時 2023年5月14日(日)午後1時30分~3時30分 講師 相澤 正彦 氏(成城大学教授) 会場 当館講堂 定員 各回50名(申し込み多数の場合は抽選) 受講料 無料(ただし、当日の特別展観覧券(招待券を含む)が必要です) 申込 「往復はがき」または「申し込みフォーム」でのお申し込みとなります。 ※抽選の有無に拘わらず、結果は締切日から 10 日以内にご連絡します。 ※「申し込みフォーム」でのお申し込みの場合、携帯電話・スマートフォンやパソコンにドメイン設定(受信拒否設定)をされていると、結果をお知らせするメールを受信することができない場合がございます。ドメイン設定を解除していただくか、『@dshinsei.e-kanagawa.lg.jp』及び『@kanagawa-museum.jp』を受信リストに加えていただきますようお願いします。 申込締切 注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。 ・天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。
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県博セミナー「画僧祥啓の生涯とその絵の魅力」
県博セミナー「画僧祥啓の生涯とその絵の魅力」
5月 21 終日
県博セミナー「画僧祥啓の生涯とその絵の魅力」
特別展「あこがれの祥啓―啓書記の幻影と実像―」に関連する連続4回の県博セミナーを実施しました。講師陣は絵画史研究者の中でも、出品作品の所蔵先等で特に祥啓作品に近しい4名が揃いました。祥啓の素性やその絵画の特徴、そして魅力について、各々の専門から見た“祥啓”を語りました。 講座の先陣を切るのは、今回の特別展を担当した当館学芸員の橋本です。展覧会を企画した意図からはじまり、祥啓その人の作品の他、現在“伝”祥啓と言われる作品をどう捉えるかも今回の展覧会のポイントであることを、セミナーの皮切りの講義としてお話ししました。 第2回は東京国立博物館の高橋真作氏です。鎌倉建長寺の僧侶であった祥啓。その建長寺に伝わる2つの作品「観音図(三十二幅)」と「喜江禅師像」を通じて、祥啓が活動した頃の鎌倉画壇がどのような様相だったのかを読み解いていきました。 第3回は東京大学東洋文化研究所の板倉聖哲氏が登壇しました。中国絵画を専門とする同氏からは、室町期には多くの中国絵画が京都・足利将軍家に集中していたことやその管理者である同朋衆について、また、足利将軍家の中国絵画にはどのようなものがあったか、京都と鎌倉との関係などについて詳しくお話いただきました。 最終回は根津美術館の本田諭氏です。本人の真作とされる作品や文献が少ないものの、後世に祥啓筆と伝えられた作品も多い故に謎の多い祥啓。山水・人物・花鳥図の祥啓・伝祥啓の作例を見ながら、本当の祥啓とはどのような人だったのか?を読み解く回となりました。 祥啓が一体どのような人物だったのかは、今回の展覧会でも考えるべきテーマとして展示を行ってきましたが、県博セミナーにご参加いただいた方々は、さらにその解像度を増した様子でした。 室町時代に鎌倉建長寺を拠点に活動した画僧祥啓についての特別展「あこがれの祥啓―啓書記の幻影と実像―」に関連した連続講座です。室町時代の絵師も、近世の大名も、近代の数寄者も、みなあこがれた祥啓の絵。いまでは、祥啓と同じ時代を生きた水墨画の巨匠雪舟に知名度は劣るかもしれませんが、実はたいへんな重要絵師。 祥啓が描く山水図の色は澄み渡り、人物図の線は流麗にひるがえります。そんな祥啓の絵に魅せられた研究者が、祥啓の魅力と重要性をお話しします。 日時 2023年5月21日, 28日,6月 4日, 11日(全て日)(連続講座 全4回) 各回 午後1時30分~3時30分 演題 第1回 5/21  「祥啓の画業と啓書記の受容」 第2回 5/28  「祥啓と鎌倉画壇」 第3回 6/4    「祥啓がみた中国絵画」 第4回 6/11  「祥啓の山水・人物・花鳥図」 講師 第1回 5/21    橋本  遼太   (当館学芸員) 第2回 5/28    高橋  真作  氏(東京国立博物館研究員) 第3回 6/4      板倉  聖哲  氏(東京大学東洋文化研究所教授) 第4回 6/11    本田  諭  氏 (根津美術館学芸第二課長) 会場 当館講堂 定員 各回50名(申込み多数の場合は抽選。1回ごとの申込みも受け付けますが、連続講座のため、全4回お申込みの方を優先します。) 受講料 各回 1,000円(各回受講後に特別展の観覧が可能です。受講前の観覧には別途チケットが必要です) 申込 「往復はがき」または「申し込みフォーム」でのお申し込みとなります。 ※抽選の有無に拘わらず、結果は締切日から 10 日以内にご連絡します。 ※「申し込みフォーム」でのお申し込みの場合、携帯電話・スマートフォンやパソコンにドメイン設定(受信拒否設定)をされていると、結果をお知らせするメールを受信することができない場合がございます。ドメイン設定を解除していただくか、『@dshinsei.e-kanagawa.lg.jp』及び『@kanagawa-museum.jp』を受信リストに加えていただきますようお願いします。 申込締切 備考 1回ごとでの参加をご希望の場合は、「往復はがき」又は「申し込みフォーム」備考欄に参加希望のお日にちをご記載ください。 注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。 ・天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。
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県博セミナー「画僧祥啓の生涯とその絵の魅力」
県博セミナー「画僧祥啓の生涯とその絵の魅力」
5月 28 終日
県博セミナー「画僧祥啓の生涯とその絵の魅力」
特別展「あこがれの祥啓―啓書記の幻影と実像―」に関連する連続4回の県博セミナーを実施しました。講師陣は絵画史研究者の中でも、出品作品の所蔵先等で特に祥啓作品に近しい4名が揃いました。祥啓の素性やその絵画の特徴、そして魅力について、各々の専門から見た“祥啓”を語りました。 講座の先陣を切るのは、今回の特別展を担当した当館学芸員の橋本です。展覧会を企画した意図からはじまり、祥啓その人の作品の他、現在“伝”祥啓と言われる作品をどう捉えるかも今回の展覧会のポイントであることを、セミナーの皮切りの講義としてお話ししました。 第2回は東京国立博物館の高橋真作氏です。鎌倉建長寺の僧侶であった祥啓。その建長寺に伝わる2つの作品「観音図(三十二幅)」と「喜江禅師像」を通じて、祥啓が活動した頃の鎌倉画壇がどのような様相だったのかを読み解いていきました。 第3回は東京大学東洋文化研究所の板倉聖哲氏が登壇しました。中国絵画を専門とする同氏からは、室町期には多くの中国絵画が京都・足利将軍家に集中していたことやその管理者である同朋衆について、また、足利将軍家の中国絵画にはどのようなものがあったか、京都と鎌倉との関係などについて詳しくお話いただきました。 最終回は根津美術館の本田諭氏です。本人の真作とされる作品や文献が少ないものの、後世に祥啓筆と伝えられた作品も多い故に謎の多い祥啓。山水・人物・花鳥図の祥啓・伝祥啓の作例を見ながら、本当の祥啓とはどのような人だったのか?を読み解く回となりました。 祥啓が一体どのような人物だったのかは、今回の展覧会でも考えるべきテーマとして展示を行ってきましたが、県博セミナーにご参加いただいた方々は、さらにその解像度を増した様子でした。 室町時代に鎌倉建長寺を拠点に活動した画僧祥啓についての特別展「あこがれの祥啓―啓書記の幻影と実像―」に関連した連続講座です。室町時代の絵師も、近世の大名も、近代の数寄者も、みなあこがれた祥啓の絵。いまでは、祥啓と同じ時代を生きた水墨画の巨匠雪舟に知名度は劣るかもしれませんが、実はたいへんな重要絵師。 祥啓が描く山水図の色は澄み渡り、人物図の線は流麗にひるがえります。そんな祥啓の絵に魅せられた研究者が、祥啓の魅力と重要性をお話しします。 日時 2023年5月21日, 28日,6月 4日, 11日(全て日)(連続講座 全4回) 各回 午後1時30分~3時30分 演題 第1回 5/21  「祥啓の画業と啓書記の受容」 第2回 5/28  「祥啓と鎌倉画壇」 第3回 6/4    「祥啓がみた中国絵画」 第4回 6/11  「祥啓の山水・人物・花鳥図」 講師 第1回 5/21    橋本  遼太   (当館学芸員) 第2回 5/28    高橋  真作  氏(東京国立博物館研究員) 第3回 6/4      板倉  聖哲  氏(東京大学東洋文化研究所教授) 第4回 6/11    本田  諭  氏 (根津美術館学芸第二課長) 会場 当館講堂 定員 各回50名(申込み多数の場合は抽選。1回ごとの申込みも受け付けますが、連続講座のため、全4回お申込みの方を優先します。) 受講料 各回 1,000円(各回受講後に特別展の観覧が可能です。受講前の観覧には別途チケットが必要です) 申込 「往復はがき」または「申し込みフォーム」でのお申し込みとなります。 ※抽選の有無に拘わらず、結果は締切日から 10 日以内にご連絡します。 ※「申し込みフォーム」でのお申し込みの場合、携帯電話・スマートフォンやパソコンにドメイン設定(受信拒否設定)をされていると、結果をお知らせするメールを受信することができない場合がございます。ドメイン設定を解除していただくか、『@dshinsei.e-kanagawa.lg.jp』及び『@kanagawa-museum.jp』を受信リストに加えていただきますようお願いします。 申込締切 備考 1回ごとでの参加をご希望の場合は、「往復はがき」又は「申し込みフォーム」備考欄に参加希望のお日にちをご記載ください。 注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。 ・天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。
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