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記念講演会「ペリー艦隊随行画家が描いたニッポン・かながわ」
記念講演会「ペリー艦隊随行画家が描いたニッポン・かながわ」
8月 18 終日
記念講演会「ペリー艦隊随行画家が描いたニッポン・かながわ」
特別展「かながわへのまなざし」の記念講演会を実施しました。講師は、本展覧会を担当した嶋村主任学芸員です。今回は、ペリー艦隊随行画家ヴィルヘルム・ハイネと画家・写真家のエリファレット・ブラウン・ジュニアなどが描いた画像を通して、当時の日本が世界にどのように伝えられたのか解説しました。1853年に黒船を率いて日本に来航したペリーは、琉球をはじめ、下田や函館などの日本各地を訪問しました。この日本遠征の記録はペリーの監修のもと編纂された「日本遠征記」において紹介されています。 はじめに、今回の展覧会の概要をお話したあと、ヴィルヘルム・ハイネとエリファレット・ブラウン・ジュニアの合作で絵が完成されていることなどを解説しました。 続いて、ハイネが描いたとされる「琉球首里城のペリー」、「ルビコン河を渡る」、「久里浜上陸」、「横浜上陸」、「下田上陸」、「下田寺院前の軍事演習」の6枚に描かれている人物、風景、生活の様子などに着目してそれぞれの絵を観察してみると、事実と異なる描写があることを説明しました。当時の外国人から見た日本への興味・関心を感じることができ、参加者も「着物を着ているけど日本人ではなさそう」、「動物も描かれているけど本当にいたのか」など、不思議に思った点が見つかったようでした。 絵を見て感じたことを自由に考えてもらうのが今回の講座のテーマでもあります。ぜひ展示室で絵を観察しながら、不思議に思ったこと、驚いたことなど、新しい発見をしてみてください。   ペリー艦隊随行画家のヴィルヘルム・ハイネらによって描かれた石版画をとおして、日本、特にこの“かながわ”地域がどのように描かれ、西洋へ伝えられていったのかを検証する講演会です。 日時 2024年8月18日(日) 午後1時30分~3時30分 講師 嶋村 元宏(当館主任学芸員) 会場 当館講堂 定員 60名(申込み多数の場合は抽選) 受講料 無料(ただし、当日の特別展観覧券が必要です) 申込 「往復はがき」または「申し込みフォーム」でのお申し込みとなります。 ※申込時の諸注意はこちらのリンクをご確認ください。 申込締切 注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。 ・天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。
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