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県博セミナー「画僧祥啓の生涯とその絵の魅力」
県博セミナー「画僧祥啓の生涯とその絵の魅力」
6月 4 終日
県博セミナー「画僧祥啓の生涯とその絵の魅力」
特別展「あこがれの祥啓―啓書記の幻影と実像―」に関連する連続4回の県博セミナーを実施しました。講師陣は絵画史研究者の中でも、出品作品の所蔵先等で特に祥啓作品に近しい4名が揃いました。祥啓の素性やその絵画の特徴、そして魅力について、各々の専門から見た“祥啓”を語りました。 講座の先陣を切るのは、今回の特別展を担当した当館学芸員の橋本です。展覧会を企画した意図からはじまり、祥啓その人の作品の他、現在“伝”祥啓と言われる作品をどう捉えるかも今回の展覧会のポイントであることを、セミナーの皮切りの講義としてお話ししました。 第2回は東京国立博物館の高橋真作氏です。鎌倉建長寺の僧侶であった祥啓。その建長寺に伝わる2つの作品「観音図(三十二幅)」と「喜江禅師像」を通じて、祥啓が活動した頃の鎌倉画壇がどのような様相だったのかを読み解いていきました。 第3回は東京大学東洋文化研究所の板倉聖哲氏が登壇しました。中国絵画を専門とする同氏からは、室町期には多くの中国絵画が京都・足利将軍家に集中していたことやその管理者である同朋衆について、また、足利将軍家の中国絵画にはどのようなものがあったか、京都と鎌倉との関係などについて詳しくお話いただきました。 最終回は根津美術館の本田諭氏です。本人の真作とされる作品や文献が少ないものの、後世に祥啓筆と伝えられた作品も多い故に謎の多い祥啓。山水・人物・花鳥図の祥啓・伝祥啓の作例を見ながら、本当の祥啓とはどのような人だったのか?を読み解く回となりました。 祥啓が一体どのような人物だったのかは、今回の展覧会でも考えるべきテーマとして展示を行ってきましたが、県博セミナーにご参加いただいた方々は、さらにその解像度を増した様子でした。 室町時代に鎌倉建長寺を拠点に活動した画僧祥啓についての特別展「あこがれの祥啓―啓書記の幻影と実像―」に関連した連続講座です。室町時代の絵師も、近世の大名も、近代の数寄者も、みなあこがれた祥啓の絵。いまでは、祥啓と同じ時代を生きた水墨画の巨匠雪舟に知名度は劣るかもしれませんが、実はたいへんな重要絵師。 祥啓が描く山水図の色は澄み渡り、人物図の線は流麗にひるがえります。そんな祥啓の絵に魅せられた研究者が、祥啓の魅力と重要性をお話しします。 日時 2023年5月21日, 28日,6月 4日, 11日(全て日)(連続講座 全4回) 各回 午後1時30分~3時30分 演題 第1回 5/21  「祥啓の画業と啓書記の受容」 第2回 5/28  「祥啓と鎌倉画壇」 第3回 6/4    「祥啓がみた中国絵画」 第4回 6/11  「祥啓の山水・人物・花鳥図」 講師 第1回 5/21    橋本  遼太   (当館学芸員) 第2回 5/28    高橋  真作  氏(東京国立博物館研究員) 第3回 6/4      板倉  聖哲  氏(東京大学東洋文化研究所教授) 第4回 6/11    本田  諭  氏 (根津美術館学芸第二課長) 会場 当館講堂 定員 各回50名(申込み多数の場合は抽選。1回ごとの申込みも受け付けますが、連続講座のため、全4回お申込みの方を優先します。) 受講料 各回 1,000円(各回受講後に特別展の観覧が可能です。受講前の観覧には別途チケットが必要です) 申込 「往復はがき」または「申し込みフォーム」でのお申し込みとなります。 ※抽選の有無に拘わらず、結果は締切日から 10 日以内にご連絡します。 ※「申し込みフォーム」でのお申し込みの場合、携帯電話・スマートフォンやパソコンにドメイン設定(受信拒否設定)をされていると、結果をお知らせするメールを受信することができない場合がございます。ドメイン設定を解除していただくか、『@dshinsei.e-kanagawa.lg.jp』及び『@kanagawa-museum.jp』を受信リストに加えていただきますようお願いします。 申込締切 備考 1回ごとでの参加をご希望の場合は、「往復はがき」又は「申し込みフォーム」備考欄に参加希望のお日にちをご記載ください。 注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。 ・天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。
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県博セミナー「画僧祥啓の生涯とその絵の魅力」
県博セミナー「画僧祥啓の生涯とその絵の魅力」
6月 11 終日
県博セミナー「画僧祥啓の生涯とその絵の魅力」
特別展「あこがれの祥啓―啓書記の幻影と実像―」に関連する連続4回の県博セミナーを実施しました。講師陣は絵画史研究者の中でも、出品作品の所蔵先等で特に祥啓作品に近しい4名が揃いました。祥啓の素性やその絵画の特徴、そして魅力について、各々の専門から見た“祥啓”を語りました。 講座の先陣を切るのは、今回の特別展を担当した当館学芸員の橋本です。展覧会を企画した意図からはじまり、祥啓その人の作品の他、現在“伝”祥啓と言われる作品をどう捉えるかも今回の展覧会のポイントであることを、セミナーの皮切りの講義としてお話ししました。 第2回は東京国立博物館の高橋真作氏です。鎌倉建長寺の僧侶であった祥啓。その建長寺に伝わる2つの作品「観音図(三十二幅)」と「喜江禅師像」を通じて、祥啓が活動した頃の鎌倉画壇がどのような様相だったのかを読み解いていきました。 第3回は東京大学東洋文化研究所の板倉聖哲氏が登壇しました。中国絵画を専門とする同氏からは、室町期には多くの中国絵画が京都・足利将軍家に集中していたことやその管理者である同朋衆について、また、足利将軍家の中国絵画にはどのようなものがあったか、京都と鎌倉との関係などについて詳しくお話いただきました。 最終回は根津美術館の本田諭氏です。本人の真作とされる作品や文献が少ないものの、後世に祥啓筆と伝えられた作品も多い故に謎の多い祥啓。山水・人物・花鳥図の祥啓・伝祥啓の作例を見ながら、本当の祥啓とはどのような人だったのか?を読み解く回となりました。 祥啓が一体どのような人物だったのかは、今回の展覧会でも考えるべきテーマとして展示を行ってきましたが、県博セミナーにご参加いただいた方々は、さらにその解像度を増した様子でした。 室町時代に鎌倉建長寺を拠点に活動した画僧祥啓についての特別展「あこがれの祥啓―啓書記の幻影と実像―」に関連した連続講座です。室町時代の絵師も、近世の大名も、近代の数寄者も、みなあこがれた祥啓の絵。いまでは、祥啓と同じ時代を生きた水墨画の巨匠雪舟に知名度は劣るかもしれませんが、実はたいへんな重要絵師。 祥啓が描く山水図の色は澄み渡り、人物図の線は流麗にひるがえります。そんな祥啓の絵に魅せられた研究者が、祥啓の魅力と重要性をお話しします。 日時 2023年5月21日, 28日,6月 4日, 11日(全て日)(連続講座 全4回) 各回 午後1時30分~3時30分 演題 第1回 5/21  「祥啓の画業と啓書記の受容」 第2回 5/28  「祥啓と鎌倉画壇」 第3回 6/4    「祥啓がみた中国絵画」 第4回 6/11  「祥啓の山水・人物・花鳥図」 講師 第1回 5/21    橋本  遼太   (当館学芸員) 第2回 5/28    高橋  真作  氏(東京国立博物館研究員) 第3回 6/4      板倉  聖哲  氏(東京大学東洋文化研究所教授) 第4回 6/11    本田  諭  氏 (根津美術館学芸第二課長) 会場 当館講堂 定員 各回50名(申込み多数の場合は抽選。1回ごとの申込みも受け付けますが、連続講座のため、全4回お申込みの方を優先します。) 受講料 各回 1,000円(各回受講後に特別展の観覧が可能です。受講前の観覧には別途チケットが必要です) 申込 「往復はがき」または「申し込みフォーム」でのお申し込みとなります。 ※抽選の有無に拘わらず、結果は締切日から 10 日以内にご連絡します。 ※「申し込みフォーム」でのお申し込みの場合、携帯電話・スマートフォンやパソコンにドメイン設定(受信拒否設定)をされていると、結果をお知らせするメールを受信することができない場合がございます。ドメイン設定を解除していただくか、『@dshinsei.e-kanagawa.lg.jp』及び『@kanagawa-museum.jp』を受信リストに加えていただきますようお願いします。 申込締切 備考 1回ごとでの参加をご希望の場合は、「往復はがき」又は「申し込みフォーム」備考欄に参加希望のお日にちをご記載ください。 注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。 ・天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。
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大学生向け体験講座「博物館の裏側を知ろう」
大学生向け体験講座「博物館の裏側を知ろう」
6月 25 終日
大学生向け体験講座「博物館の裏側を知ろう」
博物館に関心のある大学生向けに体験講座を実施しました。 前半は常設展示室と、普段見られない図書整理室や事務所などバックヤードの見学を行いました。光に弱い資料を守るため展示室が暗いことや、所蔵できない資料は複製資料を用いて展示することなどを説明し、資料を守ることは博物館の重要な使命であることを紹介しました。           後半は、工芸担当の鈴木学芸員が資料の取扱いについてレクチャーをした後、実際に調書を取り、梱包を体験しました。調書とは、作品調査の記録書です。まず作品がどんな資料であるのか所見を記します。さらに作品の状態が変化するような事態が生じた際にどこまでが本来の状態で、どの程度変化したのかということが分かるよう、資料の状態や特徴についてチェックし、作成します。             調書を取った後は、梱包作業を行いました。梱包は、薄葉紙(うすようし)や布などを使って資料に負担をかけないよう保護し、作品を安全に保つために行います。貴重な資料を後世に残すためには、「資料のことをよく知り、向き合うことが重要」という鈴木学芸員の説明を学生の皆さんが熱心に聞いている姿が印象的でした。             学芸員を目指している方だけでなく、博物館に興味を持っている学生さんたちに博物館の裏側を知ってもらうことができた講座となりました。   博物館に関心ある大学生向けの体験講座です。博物館の展示ケースの中に並ぶ作品の数々は、どのような過程を経て展示されているのでしょうか?当館の展示室やバックヤードの見学に加え、学芸員の重要な仕事の一部でもある作品の取り扱い(調書作成・梱包)について学芸員のレクチャーを受けながら体験し、博物館の裏側を知る講座です。 日時 2023年6月25日(日)午後1時00分~3時30分 講師 鈴木 愛乃(当館学芸員) 大柳 麻美(当館企画普及課非常勤学芸員) 会場 当館講堂 定員 10名(学芸員の課程を履修していない学生も申し込み可。申込多数の場合は抽選。) 受講料 無料(ただし、当日の常設展観覧券(招待券を含む)が必要です) 申込 「申し込みフォーム」でのお申し込みとなります。 ※抽選の有無に拘わらず、結果は締切日から 10 日以内にご連絡します。 ※「申し込みフォーム」でのお申し込みの場合、携帯電話・スマートフォンやパソコンにドメイン設定(受信拒否設定)をされていると、結果をお知らせするメールを受信することができない場合がございます。ドメイン設定を解除していただくか、『@dshinsei.e-kanagawa.lg.jp』及び『@kanagawa-museum.jp』を受信リストに加えていただきますようお願いします。 申込締切 注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。 ・天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。
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