太平洋戦争の戦局も厳しくなった1943(昭和18)年、頭取交代があり、柏木秀茂が副頭取から頭取に昇格した。柏木頭取もまた横浜正金銀行出身の一人である。柏木は戦争による貿易業務の混乱の中、苦難の経営を行う一方で、戦地など海外各地支店行員の帰還に尽力した。