曽我十郎祐成、五郎時致の兄弟が父の敵工藤祐経を討つという筋書きの曽我物はさまざまに脚色され多くの物語が生まれた。本図ではどの物語かは分からないが、正月恒例の曽我狂言の一場面で、五郎と五郎の恋人とされる化粧坂の少将の組み合わせで描かれている。