この図は、隷書東海道揃物の一つ。六郷川の中程で大勢の旅人を乗せた渡し船がすれ違うところで、河口からは米や味噌などの生活物資を載せ、川上の山村からは薪炭や鮎などの産物を運んでくる帆掛船が見える。広重は、姓は安藤氏、画姓は歌川氏、歌川豊広門人、保永堂版「東海道五拾三次」で爆発的な人気を得た風景画家。