本シリーズを代表する作品の一つで「凱風快晴」とともに富士山を主題に描いた傑作である。図様は鋭く天を突く富士を右寄りに据え左方に長い裾野をひいている。その頂上付近は陽に映え、中腹から下は黒雲に覆われて見えないが、左の方に切り裂く稲妻で、下界は雷雨であることが想像される。