「道成寺」の清姫の蛇体変形の場面が取り上げられ、蛇体となって男を追う清姫の執念がよく描かれている。「道成寺」は、清姫が美僧安珍を恋い慕い、これを追って日高川で蛇体となり、道成寺の鍾中に隠れた僧を焼き殺してしまうという説話。芳年(1839〜92)は歴史上の事象や能楽に取材した作品が多く新聞挿絵に活躍する。