舞踊「石橋」の一場面。図は獅子に扮した女形が右手に獅子頭を持ち、左手には牡丹の花枝を持って踊っている。ここでは蝶は描かれていないが、獅子が牡丹の花に来た蝶に戯れる様を表現している。「石橋」は中国の天台山の伝説から取材され日本では謡曲「石橋」として普及した。歌舞伎芝居でも舞踊として多く舞われた。