本図は、「生写異国人物」シリーズの一つで、長崎版画の「阿蘭陀人黒坊戯弄犬図」を原拠としたことが明かな作品。画面左の人物が原作では手に持っていた帽子を被らせ、時計の替わりにステッキをもたせ、右の人物は姿勢は同じだが、黒人から西欧人に替え、犬を羊に替えるなど単に模倣するのではなく巧みに構成を変えている。