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「石展 −かながわの歴史を彩った石の文化−」

会期:2016年2月6日(土)〜3月27日(日)

 特別展「石展 -かながわの歴史を彩った石の文化-」に並ぶ多くの展示資料の中でも「特にこれを」「これだけは見て帰って欲しい」という逸品を、それぞれの分野・時代の担当学芸員がご紹介します!

 さわってみようコーナー  ちょこっと紹介 1 

 お城からお墓まで江戸の町を支えた箱根の溶岩、江戸時代から相模の国の庶民の生活に使われた丹沢の岩石、名前は知られていなくても地域を支えた地産地消の岩石、どれが一番か。是非、皆さんで触り比べて判断してください。(地質学・岩石学担当)

生命の星・地球博物館所蔵

 小田原城跡御用米曲輪遺跡の資料  ちょこっと紹介 2 

 昨年までの発掘調査により、小田原城跡御用米曲輪遺跡から戦国大名北条氏の庭園が突如出現しました。各種の石材を敷き詰めた庭園は、西欧風の雰囲気が感じら、他の中世庭園遺構とは全くことなるものです。また、池の護岸は五輪塔や宝篋印塔などの部分を集めて築いています。全部でどの位の数を集めたのか驚くばかりです。展示ではその石組みの一部を見ることができます。(中世担当)

戦国時代・小田原市教育委員会所蔵

 紐掛け痕のある石 間口A洞窟遺跡  ちょこっと紹介 3 

 遺跡から出土する石器には、使用時の様々な痕跡が残されています。この石器の表面をよく見てみると白いスジが観察でき、おそらく紐などが掛けられて使用された石であることが推察できます。この石器が出土した間口A洞窟(三浦市)からは漁労にかかわる遺物が多数出土していることを鑑みると、この石器は網漁に用いる錘のようなものだったと考えてもいいかもしれません。石展ではこの石器と、昭和時代に用いられていた網漁用の錘(ヤイシ)を比較して展示していますので、ぜひ見比べてみてください。(考古担当)
弥生時代中期〜後期・当館所蔵

 土屋大次郎肖像画  ちょこっと紹介 4 

 みなさんは土屋大次郎という人物をご存じですか?明治時代に真鶴半島周辺産の安山岩の採掘・輸送・販売などを行った企業家です。本展では、横浜ランドマークタワー敷地内にあるドックヤードガーデン(旧横浜船渠2号ドック)への石材納入など、土屋の事業活動をつうじて近代の土木建築物での神奈川県産石材の利用状況を紹介しています。(近現代担当)
年代不詳・真鶴町教育委員会所蔵

 子産石(こうみいし)  ちょこっと紹介 5 

 横須賀市秋谷の久留和海岸には、妊娠や安産にご利益があるという子産石があります。子産石は軟らかい地層の中に含まれていて、長い年月を波風にあらわれていくと、あるときこの地層からポトリと子産石が出てきます。この現象をあたかも赤ちゃんが生まれるように見立てているのです。自然の現象と生命の神秘を結びつけているところが面白いですね!(民俗担当)
当館所蔵

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