世界遺産への登録を目指す「武家の古都・鎌倉」を共通テーマに掲げ、この秋、神奈川県立歴史博物館、神奈川県立金沢文庫、鎌倉国宝館による三館連携特別展が開催されます。最初に開幕するのが、神奈川県立歴史博物館会場の「再発見!鎌倉の中世」です。
武家の古都鎌倉を彷彿とさせるさまざまな文物は、県や鎌倉市の各機関に収蔵されていますが、日頃県民の目に触れる機会は少ないものです。県立歴史博物館会場では世界遺産登録を目指す鎌倉の地に遺された貴重な文物について、出土品、古文書、古絵図等を中心に展示します。このうち、県立歴史博物館所蔵、保管資料の中には鎌倉研究にかかわった赤星直忠、八幡義生両氏の鎌倉関連出土遺物コレクション(初公開)等もあり、鎌倉研究初期における研究成果を知る上でも貴重です。このほか国重要文化財、県・鎌倉市指定文化財などを一堂に会し、中世都市鎌倉とはどのような場所であったのかを再発見してみたいと思います。
なお、神奈川県立金沢文庫会場では10月13日(土)から「鎌倉興隆 -金沢文庫とその時代-」が、鎌倉国宝館会場では10月20日(土)から「古都鎌倉と武家文化」がそれぞれ開催されます。横浜、鎌倉の三館めぐりにぜひお出かけください。
※一部展示替えがあります
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◇ 出品リスト
開館時間:午前9時30分〜午後5時
(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(10月8日は開館)
会 場:特別展示室・コレクション展示室
観覧料:大人…900円(20名以上の団体は100円引)
20歳未満・学生…600円(20名以上の団体は100円引)
65歳以上・高校生…100円(団体の場合も同一料金)
※中学生以下・障がい者手帳をお持ちの方は無料
関連行事:
●連続講座
「中世都市鎌倉をさぐる」
●世界遺産をめざす城下町・彦根から、ひこにゃんがやってくる!!
●三館合同シンポジウム
「世界遺産登録を目指す武家の古都・鎌倉の魅力を語る」
●現地見学会
「世界遺産候補鎌倉を歩く」
●学芸員による展示解説
図録:正誤表
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