日本を開国させるべく2度にわたって来日したアメリカ合衆国東インド艦隊司令長官マシュー・カールブレイス・ペリーは、日本史に名をとどめる著名な外国人のひとりにあげられます。ペリーやアメリカ艦隊を描いた肉筆画や瓦版などが数多く制作され、一種の情報媒体として日本各地に流布したことも、ペリー来航の日本への衝撃がいかに大きかったかを物語っています。特に、ペリーの肖像画は、幕末期に来日した他の外国人とは比較にならないほど多く、また様々な顔貌のものが描かれ今日まで遺っています。
そこでこの展覧会では、ペリー来航時の様子を描いた資料を紹介しつつ、多種多様なペリー像に焦点を当てます。そして、ペリーがどのような人々によって描き伝えられていったのかを、肖像画を比較することを通して、その関係性を明らかにします。
噂や想像によってイメージされた本人とは似ても似つかない「虚像」に惑わされることなく、是非ご自身の目でペリーの「実像」を確かめてください。
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◇ 特別展関連コラム「Who am I ? −私は誰だ?」
◇ 主な展示品リスト
開館時間:午前9時30分〜午後5時
(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(7月16日(月・祝)は開館)
会 場:特別展示室
観覧料:大人…700円(20名以上の団体は100円引)
20歳未満・学生…500円(20名以上の団体は100円引)
65歳以上・高校生…100円(団体の場合も同一料金)
※中学生以下・障がい者手帳をお持ちの方は無料 ※リピーター割引:本展覧会の観覧済みチケットをご提示頂くと、本展覧会を次回ご覧いただく際の観覧料を団体料金に割引いたします。(会期中何度か展示替えを行います。)
関連行事:
●記念講演会
「ペリーを描き、伝えた人々」
「日本におけるペリーの「記憶」 -Perry-Image: Remembered in Japan-」
●子ども向け行事
「ペリーについて調べよう −学芸員と一緒に夏休みの自由研究を−」
●学芸員による展示解説
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ペリーの顔・貌・カオ展チラシ [pdf/3.3MB]
和唐内 当館蔵
ペリーの肖像 『ペリー日本遠征石版画集』より 当館蔵
亜米利加使節饗応之図 個人蔵
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