このページではJavaScriptを使用しています。



御移転100年記念
能登から鶴見の地へ
曹洞宗大本山總持寺 名宝100選

会期:2011年4月16日(土)〜5月22日(日)

 曹洞宗大本山總持寺は、元亨元年(1321)、能登(現石川県)の地に瑩山紹瑾禅師によって開かれました。以来、能登にあって人々の信仰を集めてきましたが、明治31年(1898)、不慮の火災により伽藍の大部分が焼失したのを契機として、時代の推移と宗門の要請により同44年(1911)、横浜鶴見の地へ移転しました。
 本年、平成23年(2011)は、總持寺が横浜に移転して100年目の節目にあたります。これを記念して、總持寺の文化財を一堂に公開し、横浜市民をはじめ、広く県民や首都圏の人々に紹介することを目的として、特別展を開催します。本展では瑩山紹瑾頂相(重文)、前田利家夫人像(重文)などの能登伝来の品々とともに、移転後、「たばこ王」と呼ばれた実業家村井吉兵衛から寄進されたものを中心に近代蒐集の品々を紹介します。總持寺が伝承してきた数多くの文化財を通して、總持寺の歴史とともに神奈川県の歴史と文化を考える機会になれば幸いです。

◇ 展示数 約100点
      (但し、会期中に一部展示替えを行います)
◇ 主な展示品 ※いずれも大本山總持寺所蔵
重文瑩山紹瑾頂相
重文提婆達多像
横浜市指定十六羅漢像
重文前田利家夫人像
横浜市指定前田利家像
重文観音堂縁起
蔵王権現立像(村井吉兵衛施入)
横浜市指定金銅不動明王種子懸仏(村井吉兵衛施入)
棟方志功作 釈迦十大弟子柵図屏風(五島慶太施入)
加山又造筆 散華原画(加山又造施入)
◇ 特別出品
輪島市指定白衣観音菩薩坐像總持寺祖院(石川県)蔵
鎌倉市指定観音菩薩立像大船観音寺(神奈川県)蔵
◇ 展示品リスト

開館時間:午前9時30分〜午後5時
    (入館は午後4時30分まで)
     ※電力事情により金曜日の夜間
      延長開館は中止します。

休館日:月曜日(5月2日は開館)
会 場:特別展示室
観覧料:大人…900円(20名以上の団体は100円引)
    20歳未満・学生…600円
    (20名以上の団体は100円引)
    65歳以上・高校生…100円(団体の場合も同一料金)
※中学生以下・障がい者手帳をお持ちの方は無料

関連行事:
●記念講演会
●現地見学会
●当館学芸員による展示解説




蔵王権現立像 大本山總持寺蔵


前田利家夫人像 大本山總持寺蔵
このホームページの画像・文章の著作権は、神奈川県立歴史博物館に帰属します。