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「石展 −かながわの歴史を彩った石の文化−」

会期:2016年2月6日(土)〜3月27日(日)

 かながわにおける人と石との関わりは、およそ3万5000年前の旧石器時代に始まります。以後、生活の道具、装身具、信仰に関わるものから土木、建築まで、その用途は各時代を通じて多岐にわたっています。鎌倉時代以降使用が盛んになった箱根火山由来の岩石である真鶴町の「小松石」の採掘が今も行われているように、その利用は現在まで連綿と続いています。
 本展では、箱根で産出する黒曜石の流通、鎌倉時代に東国で広く展開した箱根産安山岩による石塔類の製作、戦国大名北条氏の小田原城・石組庭園、豊臣秀吉が築城した国内3例目の惣石垣の城である石垣山一夜城、明治期を代表する洋風建築(日本銀行本店や横浜正金銀行本店)で使用された湯河原町の「白丁場石」、南関東一円に流通した厚木市を中心に産出する「七沢石」など、かながわの石材が各時代をどのように彩ったのか、考古学・歴史学・民俗学・地質学・岩石学による多角的な視点で解き明かします。
 なお、本展は神奈川県立歴史博物館と神奈川県立生命の星・地球博物館が共催するはじめての特別展です。

◇ 展示数 約320件

※別ウィンドウが開きます。
◇ 本展図録の参考文献に掲載された本
 ・当館ミュージアムライブラリー所蔵図書

開館時間:午前9時30分〜午後5時
(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(3月21日は開館)
会 場:特別展示室・コレクション展示室
観覧料:大人…900円(20名以上の団体は100円引)
20歳未満・学生…600円(20名以上の団体は100円引)
65歳以上・高校生…100円(団体の場合も同一料金)
※中学生以下・障がい者手帳をお持ちの方は無料
※3月21日(春分の日)は無料開館日
主 催:神奈川県立歴史博物館
神奈川県立生命の星・地球博物館

関連行事:
  • 特別展記念講演会
  • 県博講座
  • 現地見学会
  • ワークショップ
  • 子ども向けイベント
  • 旧横浜正金銀行本店本館建物見学会
  • 学芸員による展示解説


石展 -かながわの歴史を彩った石の文化- チラシ [pdf/3.5MB]


正慶二年銘宝篋印塔 鎌倉国宝館蔵


横浜船渠2号ドック築造工事写真 個人 [横浜開港資料館寄託]
*現在は「ドックヤードガーデン」として保存活用



横浜市紅取遺跡群の石器群 当館蔵


ヤイシ 平塚市博物館蔵
*地曳網の下端に付ける錘の石


石切図屏風(部分) 小田原市郷土文化館所蔵

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