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チャールズ・ワーグマン来日150周年記念
「ワーグマンが見た海 −洋の東西を結んだ画家−」

会期:2011年6月11日(土)〜7月31日(日)

博物館で涼もう! &
夏休み学習チャレンジ
教えて ワーグマンさん!

[pdf/397kB]
特別展観覧先着100名様に
当館特製ワーグマンうちわや
自由研究のヒントが入った
ワーグマン クリアファイルをプレゼント!

 2011年は、日本の文明開化に大きな影響を与えた英国人報道画家、チャールズ・ワーグマンCharles Wirgman(1832-91)が来日してちょうど150年目にあたります。この節目を記念して、彼が見た世界と幕末明治の日本の姿、そして彼が日本に伝え広がった様々な技術や思想を、関連する作品や資料なども交えながらご紹介したいと思います。
 1832年、イギリスに生まれたワーグマンは、25歳の時、同国で発行されていた新聞『イラストレイテッド・ロンドン・ニューズ』の外国特派員となります。地中海、紅海を経て、当時の中国に赴き、アロー戦争を取材し、多くの絵を同紙に掲載しました。その後、1861年、文久元年、開国間もない当時の日本を欧州へ紹介すべく来日しました。横浜に住まいを定め、同紙に挿絵や記事を提供するほか、風刺誌『ジャパン・パンチ』を発刊し、報道画家として活躍しました。また、慶応元年(1865)には近代日本洋画界の先駆けとなった五姓田義松が、そして翌年には高橋由一が入門し、彼らに西洋絵画技術を伝えたことでも知られます。その意味では、まさに近代日本美術史の幕開けの年でもあります。
 本特別展では、今回の準備段階で新たに発見されたワーグマンの作と考えられる作例を初公開いたします。それらは多くが幕末明治の日本を描いたものであると考えられ、貴重な記録でもあります。報道画家・ジャーナリストとしての厳しい一面、ユーモアあふれる漫画家としての一面、あるいは指導者など多様な側面をもつワーグマンは、幕末明治という変革の時代ならではの存在でしょう。ワーグマンの多面的な活動を通して、胎動する近代日本を感じて頂きたいと思います。

◇ ワーグマン展ニュース
  ※別ウィンドウが開きます。
◇ 展示数 約250点
◇ 出品リスト

開館時間:午前9時30分〜午後5時
    (入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(7月18日(月・祝)は開館)
会 場:特別展示室・コレクション展示室
観覧料:大人…900円(20名以上の団体は100円引)
    20歳未満・学生…600円(20名以上の団体は100円引)
    65歳以上・高校生…100円(団体の場合も同一料金)
※中学生以下・障がい者手帳をお持ちの方は無料
主催:神奈川県立歴史博物館・神奈川新聞社
協力:船の科学館・海と船の博物館ネットワーク

関連行事:
●県博セミナー「かながわアートシーン」
●記念講演会
 講師:渡辺俊夫氏(ロンドン芸術大学教授)
 演題:「イギリスから見た日本風景 - ワーグマンからコンドルへ」
●港ヨコハマ・ツアー
●子ども向け港ヨコハマ・ツアー
●学芸員による展示解説

特別展 チャールズ・ワーグマン来日150周年記念
「ワーグマンが見た海 -洋の東西を結んだ画家-」
プレスリリース
(pdf 1MB)

日本財団助成事業


ワーグマンが見た海展チラシ [pdf/2.3MB]


ワーグマン 自画像 東京藝術大学蔵


ワーグマン肖像写真
『追弔記念 洋風美術回顧小伝』 当館蔵



五姓田義松 ワーグマン画作像 当館蔵

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