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「キングの塔」誕生!

みどころ

設計図面からシャンデリアまで 神奈川県庁本庁舎のすべてを知ることができます  こちらからチラシをダウロードできます。(PDF 2.3MB)

みどころ満載の展覧会です。
ここではその中の選りすぐりを、ちょっとだけご紹介します。

旧貴賓室に飾られている綴織額について

四代目神奈川県庁本庁舎 新築工事

四代目神奈川県庁本庁舎 新築工事

工事中の説明

 四代目県庁舎の新築工事は、1927(昭和2)年1月15日に起工し、翌年5月4日の定礎式を経て、同年10月31日に竣工しました。翌11月1日に1000名以上が出席して盛大な開庁式が行われました。
 神奈川県立公文書館には四代目県庁舎の新築工事関係の写真が所蔵されており、工事の進捗状況や定礎式の様子などを知ることができます。この写真では、塔も含めて鉄骨が組み上がり、一部では鉄筋コンクリート工事も始まっています。四代目県庁舎建設の建築顧問であった耐震構造の第一人者の東京帝大教授佐野利器の影響によるものと考えられますが、建物は地震に強い鉄骨鉄筋コンクリート構造で建設されました。

四代目神奈川県庁本庁舎 実施設計図

四代目神奈川県庁本庁舎 実施設計図

設計実施図面

 小尾嘉郎(おび・かろう)のコンペ一等当選案をもとにした四代目県庁舎の実施設計は、神奈川県庁舎建築事務所の建築技師たちが行いました。塔の最頂部に観音像のような立像を据えた小尾案は、実施設計では五重塔に見られる相輪状の装飾に変更され、高さも当初案より低くなりましたが、外観の基本的な意匠は小尾案を踏襲しています。
 神奈川県には外観の図面や貴賓室や議場などの主要室の詳細図のほか、構造図や設備図まで含めて、四代目県庁舎の実施設計図が230点現存しています。本展では立面図、平面図、主要室の詳細図と照明器具図など20点以上の図面を展示します。