先月27日、熊本地方で震度7の大きな地震が発生しました。平成28年4月に起きた熊本地震から10年、ショッピングモールでの爆発事故の映像に衝撃を受けましたが、一方で今回もまた修復途中の熊本城の石垣一部が崩壊するといったように文化財にも被害が出てしまいました。まずは猛暑の中避難を余儀なくされている被災者のみなさまに心よりお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
7日は暦の上では立秋でしたが、猛暑はとどまることがないようです。この日は、日本博物館協会東海支部・東海地区博物館協議会の理事会、総会、研修会があり、岐阜県多治見市へ出張していました。
多治見市は今年40度超えの酷暑日が数日あったことで有名になりましたが、伺った当日も陽射しが眩しく40度には至りませんでしたが、大変暑い日でした(岐阜の人は今日は涼しいと言っていましたが)。会場はセラミックパークMINOで2階が岐阜県現代陶芸美術館となっている、大変立派な施設でした。
そもそもこの支部・協議会は、神奈川・岐阜・静岡・愛知・山梨の5県の博物館協議会から構成されており、今年の研修会では各県の協会の活動や課題についての報告がありました。普段他県の取り組みを知る機会がないことから、大変有意義な研修会でした。お世話になった岐阜のみなさま、ありがとうございました。
また8月は、広島・長崎に原爆が投下された原爆の日、そして15日には終戦の日を迎えます。今年は戦後81年、原爆の恐ろしさ、戦争の悲惨さを体験をもって知る人が年々少なくなり、いかに後世にそれを伝えていくのかが大きな課題になっています。そのような中、いま話題になっている映画「原爆資料館 語り継ぐものたち」を鑑賞してきました。この映画は広島ホームテレビが55年間にわたり取材してきた、100時間を超える映像をもとに製作されたドキュメンタリー映画です。映画は広島平和記念資料館の歴代館長の言葉を中心に構成されていますが、そのひと言ひと言を重く受け取めました。何を残し、何を語らせ、そして何を訴え伝えていくのか、これはあらゆる博物館に共通していえることだと思います。何も喋らないモノに語らせ、そのモノを保存していく、あらためて博物館の存在意義、なぜ博物館は社会に必要なのか、重要な視点を投げかけている映画だと思いました。
さて今日は10日、馬車道は今日も暑いです。今週は変則的な動きをしている台風が関東にやってくるとの予報も出ていますが、まずはこの暑さが早く峠を越すことを祈るばかりです。
なお館内でのLED工事ですが、ほぼ設置工事は終了し、このあと微調整をはかったうえで引き渡しということになりそうです。