台風25号が21日に関東地方に接近、神奈川県と千葉県で土砂崩れや浸水など大きな被害が発生し、亡くなられた方も出てしまいました。お悔やみを申し上げますとともに、いかに被害を防ぐかハザードマップの確認や、気象庁が発表する情報への対応など、あらためてその必要性を感じました。
さて台風一過の22日、夏に開催しました「ミュージアム・ミッション2026」に参加していただき、参加10館園のうち6館園のミッションをクリアした方に抽選プレゼントとしましたワークショップを開催しました。今年のワークショップは、浮世絵の摺り体験と、さらに摺った浮世絵を使ったうちわ作りにチャレンジしてもらいました。
最初に講師から摺り方の手本を見せていただき注意を聞いたのちに、各自で摺りにチャレンジしました。最初はなかなかうまく摺れなかった人も、回数を重ねるごとにうまくなり、小さなお子さんも難しい二色摺りを上手に仕上げていました。
そしていよいようちわの絵柄にしたい浮世絵を決めて摺り、うちわ作りに入りました。骨に糊をつけ、しわにならないように浮世絵を貼り付け、両面仕上がって乾いたところで、うちわの先に飛び出た骨をハサミで切り落として、縁(へり)に色テープを貼り、耳(扇部分の外側の最下端部、傷みやすい)と呼ばれる所に紙を貼って出来上がりとなります。
みなさん、手際よく作業を進め、自分だけのオリジナルうちわの作成に取り組んでいました。時間の関係で最後まで出来なかった人もいましたが、続きはおそらく家で作業し、完成しているのではないかと思います。
前日までの台風で開催できるか不安でしたが、参加していただいたみなさんありがとうございました。再開館の折には、是非博物館へも足を運んでいただければと思います。 なお今回のワークショップですが、講師は藤沢市藤澤浮世絵館の益田主査にお願いし、同館の林職員にサポートに入ってもらいました。益田さんには昨年開催した当館の高校生浮世絵講座でもお世話になりました。今回もお忙しい中をご指導いただき、あらためて感謝申し上げます。
藤澤浮世絵館では現在、「ザ・ストーリーオブ・東海道五十三対 国貞・国芳・広重」を開催しています(11月3日まで)。また毎週日曜日の午後には、浮世絵すり体験も開催しています。JR東海道線「辻堂」駅から徒歩5分という至便な場所ですので、是非藤澤浮世絵館へも訪れてみてはいかがでしょうか。