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見どころ(1)まるで生きているよう!高浮彫の迫力

 重なりあってうごめく二匹の蟹、今まさに目を醒ました猫、葡萄の蔓にこしらえた巣を守る蜂、風神の袋の破れ目からのぞく鬼たち。ほかにも、鶉、孔雀、鷲、鳩などなど。
 眞葛焼を始めた初代宮川香山は、器物に立体的な装飾をほどこす高浮彫を得意としました。焼成のたびに収縮するやきもので、高浮彫のように、器物本体から盛り上げ、さらに、多くの細かな部材から構成される装飾を造形として成り立たせるには、高度な技術が必要です。欧米諸国で絶賛された初代香山の高浮彫をご堪能ください。

高取釉渡蟹水盤 初代宮川香山

高浮彫牡丹ニ眠猫覚醒蓋付水指 初代宮川香山

高浮彫葡萄ノ蔓ニ蜂ノ巣花瓶 初代宮川香山

高浮彫風神雷神花瓶 初代宮川香山

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