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2月16日(土)から特別展「観光地鎌倉と鎌倉彫」が開催されます。
オープンに先立って、まず一つの歌をご紹介しましょう。

「1 汽笛一声平沼を/はやわが汽車は離れたり
   み空に高き富士の根の/清きすがたを眺めつゝ (中略)
 3 はやのりかへと呼ばハれて/おるゝ大船ステーシヨン
   行く手は向の山の内/先づまうづるハ円覚寺      」
(谷口千波作歌・田沼太右衛門発行『鎌倉旅行唱歌』、明治34年10月21日)

これは「汽笛一声新橋を♪」で有名な「鉄道唱歌」の替え歌です。明治20年代に東海道線や横須賀線が開通すると、鎌倉は日帰り行楽地として多くの人々に知られるようになりました。当時、北鎌倉駅は開設されていなかったため、大船駅で汽車を降りて円覚寺へ向かったのです。

この特別展では、観光地鎌倉が形成されていく様子を当時の文化的な香りを伝える様々な作品や資料により振り返るとともに、鎌倉の文化的土壌の中で育てられた鎌倉彫の魅 力を紹介します。
社寺、大仏、別荘、海水浴、修学旅行、文人、画家、そして鎌倉彫。近代鎌倉のあゆみと魅力を一覧できるガイドブックのような展覧会を、ぜひお楽しみに!