没後100年 五姓田義松—最後の天才—展とは?
→Who is 五姓田義松?
五姓田義松を現代のスポーツ選手にたとえれば、国内リーグで頂点を極め、海外プロリーグに挑戦したパイオニアでした。 安政2(1855)年に生まれた義松は、10歳のとき、横浜在住の英国人報道画家チャールズ・ワーグマンのもとに入門します。まだ世間のことなどよくわからない少年が、大人の誰もがまだ習得できていない西洋の絵画技術を学び始めます。→トップランナー・義松
それから10年も満たずしてすべての技術を習得、時に西洋文化礼賛の明治時代がはじまったころです。義松は皇室や政府の依頼制作をつとめ、洋画家のトップランナーとなりました。 そして明治13(1880)年、パリへと旅立ちます。このとき、義松は世界に自身の名をとどろかせようと果敢に挑戦し、名声を獲得したのです。 しかし、その後、流行のうつりかわりの早さに流れ、その名声はほとんど忘れられ、今となっては知る人ぞ知るという存在です。→空前絶後の大回顧展
本展覧会は、謎多きその生涯と実像を、800点を超える作品や資料などから明らかにするおよそ30年ぶりの大回顧展です。 これまで幻となっていた水彩画など63件も一挙初公開いたします。当館コレクションから別れておよそ100年ぶりの里帰りです。 そのほかにも、画家を知るためのヒントとして、普段なかなか公開されることの少ない画家の生活、その生き様を伝える家計簿や販売記録、様々な文書資料なども初公開いたします。 会場内に満ち満ちた作品や資料を通じて、天才義松の神髄を“真”発見してください。開催概要
展覧会名称 | 平成27年度特別展 没後100年 五姓田義松—最後の天才— |
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会期 | 平成27年9月19日(土)〜11月8日(日) |
会場 | 神奈川県立歴史博物館 特別展示室・コレクション展示室 |
開館時間 | 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 月曜日(9月21日, 10月12日, 11月2日は開館) |
主催 | 神奈川県立歴史博物館(博物館ウェブサイト ※別ウィンドウが開きます。) |
協力 | 明治美術学会・東海大学課程資格教育センター+教養学部芸術学科美術学課程 |
後援 | 神奈川新聞社・朝日新聞横浜総局・毎日新聞横浜支局・読売新聞横浜支局・産経新聞社横浜総局・東京新聞横浜支局・日本経済新聞社横浜支局・NHK横浜放送局・tvk(テレビ神奈川) |
助成 | 芸術文化振興基金 |
観覧料 | 大人…900円(20名以上の団体は100円引) 20歳未満・学生…600円(20名以上の団体は100円引) 65歳以上・高校生…100円(団体の場合も同一料金) ※中学生以下・障がい者手帳をお持ちの方は無料 |
お問い合わせ | 神奈川県立歴史博物館 tel: 045-201-0926 |
アクセス
神奈川県立歴史博物館 〒231-0006 神奈川県横浜市中区南仲通5-60 ●みなとみらい線 |