館長の馬車道日記

梅咲く、小田原へ!

昨日(18日)は、県教育委員会の仕事で小田原へ行ってきました。再び日本列島に寒波が襲来したこともあり、小田原駅を降りると横浜と違い凛冽とした空気を感じるとともに、一瞬ですが雪も舞いました。同じ県内とはいえ、やはり地域によって気候も異なることを実感します。一方駅や街には、平日にもかかわらず外国からの観光客が見られ、昼食をとったお店も多くの外国人で賑わっていました。箱根の入口というだけでなく東京近郊でお城の天守閣が見られるということも、小田原が外国人にとって大きな魅力ある街になっているように思いました。

もちろん小田原城天守閣も、大変賑わっていました。

小田原城天守閣

ちょうど小田原梅まつりの開催期間にもあたっており、小田原城址公園も紅白の梅が満開で、お城の白い建物を背景に多くの人が写真を撮っていました。

紅梅と常盤木門

天守閣は戦国大名北条家や城に関する資料を数多く展示する博物館施設となっていますが、城址公園の南曲輪にも小田原市郷土文化館という博物館があります。

小田原市郷土文化館

ここでは小田原の歴史や文化、自然を展示、紹介していますので、小田原を観光した際には天守閣だけでなくこちらの博物館も是非訪れてみてください(入館料は無料です!)。

そしてその隣の小峯曲輪には、小田原のパワースポットの一つとされている報徳二宮神社もあります。

報徳二宮神社 参道

あの二宮金次郎(尊徳)をご祭神とする神社で、境内にはカフェもあり「きんじろうソフト」を販売していました。

きんじろうソフト

早速参拝し、改修工事の安全と歴史博物館の発展を祈願してきました。また二宮金次郎について知りたいという方は、道を挟んで向かいに報徳博物館があります。金次郎の生涯や思想、事業などが資料やパネルで詳しく紹介されています。こちらも必見!

報徳博物館

というように、仕事の合間で少し小田原城周辺を歩いてみました。なんか観光で出かけたかのように思われるかもしれませんが、一応しっかりと仕事はしてきたことは報告をしておきます。

令和7年2月19日

当館でも北条氏関係の文書を多数コレクションしていますが、小田原はかながわの文化や歴史を考える上で、重要な地域でもあります。 なお小田原郷土文化館と報徳博物館は、ともに神奈川県博物館協会の加盟館です。小規模博物館ですが、両館とも学芸員の熱意が感じられる博物館ではないかと思います。是非訪れてみてください。