
3月29日(土)、直前の初夏のような陽気から一転、一挙に真冬に戻ったような冷たい雨が降る中、この日記でも以前に紹介した間口遺跡の講演会が京急横須賀中央駅近くのヴェルクよこすかで開催されました。寒い中約60名の方にご参加いただき、東京大学大学院特任研究員の杉山浩平氏、横浜ユーラシア文化館主任学芸員の高橋健氏、そして当館の佐藤兼理学芸員によるトークが展開されました。洞穴遺跡の特徴や出土遺物からの考察、また先般の発掘調査の概況など、参加者の皆さんは熱心に耳を傾けながら学んでいました。そしておかげさまで、この講座をもちまして令和6年度の事業も、無事に終了することができました。
さてこの時期は別れと出会いの季節です。当館でも3月31日をもってこれまで一緒に館の運営を盛り上げてきてもらった職員6名が、異動による転出、あるいは退職によって館を去りました。そして本日4月1日には、転入あるいは採用による新しい職員6名を迎えました。転出・退職された職員の皆さんには、本当に感謝の言葉しかありません。新しい職場での、ますますのご活躍をお祈りいたします。一方新しく仲間に加わった皆さんとは、来年10月の再開館に向け「来てもらい、また来てもらう」博物館を目指し、魅力ある博物館について一緒に検討しつつ、さまざまな情報を発信しながら館活動を進めていきたいと思いますので、宜しくお願いいたします。
2025年度も、4月から早速に講座や見学会が催されます。どんな事業が展開されるのか、HPなどでも随時紹介していますので、是非今年度も歴史博物館の事業にご参加いただければ幸いです。
1月から始まったエレベーターの改修工事も、おかげさまで順調に進んでいるようです。普段はエレベーター前が防塵用の囲いと、さらにその外側もビニールシートで覆われているため、内部での工事の様子は伺えないのですが、これから最後の仕上げに入っていくとのことです。